それは、5年前の今日、東日本大震災の日です。

当時の僕は仕事場で震災にあいました。
停電になり、仕事はやめて帰れってことになり、自宅まで歩いて帰りました。2時間半かかりました。

実家の秋田も停電と言うこともあり電話が通じなくて、ネット、テレビからの情報を手に入れるしかありませんでした。
そのなかで秋田県だけは東北で唯一死者が出ていないという情報が僕の救いでした。

両親は当時から老老介護状態で、今思うとすでに二人とも認知症だったと思います。
今ならすぐ駆けつけるところですが、当時の僕は、両親は歳とってちょっとボケてるぐらいで、まだ大丈夫だろうと思っていたところがありました。

2日後停電が復旧し電話が通じるようになってやっと両親と会話できましたが、停電になって苦労しているはずなのに、なにも問題ないと言う母。
困ってることはないか?と聞いてもなにも問題はないと返事します。

母は施設に入った今でも、なにも問題ないよと言います。
自宅じゃなく施設にいるのに…、
父親がいないのに…、
子供二人がたまにしか会いに来ないのに…。

歳とると環境の変化についていけなくて苦労するっていいますが、今思うと母親は、環境の変化に強いみたいです。
思い込み(妄想)が激しいのが難点ですが…。

震災で亡くなった方の9割は、津波が原因だそうです。

亡くなった方にお悔やみ申し上げますm(._.)m

もう5年、いや、まだ5年です。
だんだん風化してきている気がします。
忘れないこと、時々思い出すことが、お悔やみになると思います。