この日記は今年11月8日の日記からの転載です。

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久しぶりに、老人ホームにいる母親の話をしたいと思う。

今年8月になり、申し込んでいた父親と同じ老人ホームに、空きが出たので、母親も入居した。

9月には父親と一緒にイベントでコーラスしている様子が、老人ホームのHPに載っている。

残念ながら父親はその後ごえん性肺炎を患い、寝たきりになり1ヶ月後他界したので、二人で写っている写真はそれが最後だった。

父の葬儀終わった後、親戚にも知らせた。遠くから弔問に来てくれた人もいれば、現金書留とお手紙でお香典を送ってくれた人もいる。

親戚の一人、母の一番上の姉の子供(母から見たら甥、僕から見たらいとこ)も弔問に来てくれた。

母親が老人ホームにいると伝えたら行きたいと言っていたので、そのあとすぐ行ってくれたらしい。

施設の相談員から母親の様子を聞いたところによると、2、30分穏やかに話していたそうな。

話終わったあと、相談員が母親に誰が来ていたんですか?と聞いたところ、いとこの名前を言わずに、僕の名前を言ったそうな。

どうして僕の名前を呼んだのか?名前が思い浮かばず、得意の取り繕いで言ったのか、それとも本当に息子だと思って会話していたのか、それは謎です。

母親は僕の顔なんて忘れてきたんだろうな、僕の名前ももうすぐ忘れてしまうんだろうな…