この日記は今年10月10日に書いた日記からの転載です。

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アルツハイマー型認知症で、ごえん性肺炎をおこし、口から食べ物や飲み物をあまりとれなくなった父親について、経管栄養(胃ろうや経鼻)を拒否すると書いた日記に対して、延命治療しないなら施設を出ていけとか、親を見殺しにするのか?と言うコメント及び日記を書いている人がいました。

終末期医療に対して理解が浅い医療関係者がいることを悲しく思います。

医療サイト、ヨミドクターの記事によると、医師に対して、自分がアルツハイマーの終末期になり、ごえん性肺炎を繰り返す場合、どのような処置を望むか?と聞いたアンケートで一番多いのが、末梢点滴だけ(31%)で、続いて、すべて差し控え(27%)、経口摂取だけ(19%)、胃ろう(13%)、経鼻経管(2%)だったそうです。(写真参照)
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昔医師だったうちの父親も延命処置は拒否していたので、同じように答えたと思う。

経管栄養(胃ろうや経鼻)しないと、見殺しにするのか?とか、餓死させるのか?、痩せてかわいそう、と言う人がいるけど、そもそもお腹が空いて苦しいのが飢えで、飢えで死んでいくのが餓死なのであって、終末期の高齢者は胃腸も弱り食欲がほとんどなく、ほんの少し口にするだけで満足するので、見殺しでも餓死でもないと思う。

僕も一日でも長生きしてほしいけど、一番大事にしたいのは本人の満足だと思うし本人が何を望むかだと思う。

食欲がないのなら無理して食事させなくてもいいと思う。口の渇きがあるなら、少量の水を口に含ませることで満足すると思う。