この日記は今年9月25日に書いた日記からの転載です。

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今日、母親の部屋に行った時、毎朝部屋に届けてもらっている新聞が見当たりませんでした。

母にとって新聞は、今日何月何日か知る手段です。
歳を取ると今日が何月何日か全くわからなくなるのです。
約1ヶ月前入居した時、今日何日ですか?と質問されて、母は12月と答えたそうです。

置き時計でも、月と日が表示されるのを置いていますが、今日は○○デパートに持っていく荷物に紛れていて、着替えの下に隠れていました(^_^;)

僕は母に、新聞どこいったか知らない?と聞くと、頭の中はすっかり○○デパートで働くモードになっていたんでしょう、こう答えました。

「新聞は、○○(デパート)に届けてもらうことにしたから、ない!」

これは、認知症の人の特徴です。新聞ないと聞いた直後、即座に自分に都合のいいように作り話をするのです。

実際には、枕の下にあったのですが、まさかこんな所にって感じでしたね。

実家にいた時も、母親にはほんと振り回されました。

財布をなくしたことも1回や2回ではききません。
その度に母は、財布は○○が持っていったと物盗られ妄想していました。

川崎に住んでいる僕が、その度に秋田に帰省していたのでは体が持ちません。

認知症の人と接するのはほんと疲れます。それが自分の親となると疲れが倍増します。

結局僕は母を老人ホームに入れて、自分が世話することから逃げました。
だから母親を世話してくれている老人ホームのスタッフには、ほんと感謝しています。