親の介護163:すれ違っても気づかない両親

この日記は今年8月27日に書いた日記からの転載です。

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老人ﾎｰﾑに入ってる両親のお話です。

うちの両親は同じ老人ﾎｰﾑに入居しています。
ただし住んでいる部屋は、父親は2階、母親は1階とわかれています。

お互い行こうと思えばいつでも会えますが(1階と2階は行き来自由)、同じ施設に入っているなんて知らないから(正確に言えば認知症で覚えてないから)、会いにいこうと言うことはありません。

施設の方針として、現在は積極的に夫婦を会わせないようにしています。(会わせることで不穏になったり興奮して暴れるようなことがないように)

実際父親は入居してすぐのときは母親が面会に来た日の夜は、不穏になり、｢母ちゃんを呼んでくれ｣とｽﾀｯﾌを困らせたそうな。

先日、施設内でｲﾍﾞﾝﾄがあり、両親がすれ違ったそうですが、お互い目を合わせたあと、お互いスルーしたそうです(>_<)

理由はよくわかりません。
父親は、母親のことを｢いても役に立たない｣と言っていました(^_^;)のでスルーしたのかもしれません。
母親は、数年前の元気な父親の顔を覚えており、最近の、やや頬がこけた顔は覚えてないので知らない人と認識したのかもしれません。

その二人の姿を見て、施設では少しずつ二人を接触させるようにするそうです。

まだお互いの顔を覚えていると思いますが、すれ違っただけでは気づかないところまで認知症が進んでいるのかもしれません。

50年以上付き添ったのにお互いがわからなくなるなんて不憫ですね(-_-;)