この日記は今年7月28日に書いた日記からの転載です。

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さっきニュースで、
認知症の妻、夫の死に3日間気づかず…
というニュースをやってました。

東京北区で、80代の夫が、
熱中症で亡くなったそうです。
同居していた妻が、夫の様子がおかしいと通報したのは、
夫の死後3日経ってから…
妻に事情聴取した際、いつから夫の様子がおかしかったのか言えなかったことから、妻は認知症と見られるってことでした。

去年の8月、うちの両親も危うく同じ事態になるところでした。

認知症で治療していた父親は、薬の副作用のおかげで食欲をなくし、ご飯をほとんど食べなくなっていました。

栄養失調で寝たきりになっていた父親に対して母親は、
「食べなきゃダメでしょ!」
「起きなきゃダメでしょ!」
と叱咤するだけでした。

ちょうど帰省した姉が、父親の異変に気づき、救急車を呼んだのでした。
後に母親も認知症とわかりました。

僕は姉に言われるまで、父親がそんな状態になっているとは知りませんでした。
両親も80代、歳をとったら誰でもボケてくる、少しぐらいしょうがないと思ってました。
認知症の薬アリセプトに、食欲不振など消化器系に副作用が出る、とわかったのも、そのあとでした。

その後父親は、母親と一緒にしていたら殺されると思い、入院させて、離ればなれにしました。

来月、その二人が同じ老人ホームで一年ぶりに一緒に暮らします。部屋は別々だけど…

密度の濃い一年でした。