この日記は今年6月16日に書いた日記からの転載です。

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今日、老人ホームにいる父親に約1ヶ月ぶりに面会してきた。

父親に、母ちゃんどした?何やってるかわかんねぇベ?と聞かれたので、母親がアルツハイマー型認知症で入院したことを話した。

昔医師をやっていた父親は、母の症状を根掘り葉掘り聞いてきた。
父親本人もアルツハイマー型認知症なのだが、やっぱり根っからの医師だなと思う。

父親は、母親本人に会って実際診てみないことにはなんとも言えないなぁと言ってた。
僕は、母親が退院したらまた連れてくるよとウソをついた。
(退院したらそのままショートステイ等の施設に入所するので本当は連れてくることはできない)

父親は、母親がいなくなった自宅のことも心配していた。
空き家か!?泥棒入ってもわかんねぇんでね?と言ってた。
家族で撮った写真を見ながら、家族バラバラになってしまったんだな、と言う。
本当に認知症なのだろうか?と思うぐらい論理的思考ができてる。
バラバラになってしまったのは、僕のせいです。ごめんなさいm(._.)m
長男の僕が家を継いで秋田に残っていればこんなことにはならなかったのにね。

昼食の時間が迫って来たので、バイバイを言うと、涙を流していた。
僕もつられて涙が出てくる。
また来るからねと言って、別れた。

一人はやっぱり寂しいんだね、今の老人ホームに空きが出たらお母さんと一緒の老人ホームに入れるからねと心で誓った。