この日記は5月29日に書いた日記からの転載です。

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独り暮らししていた母を強制入院させたことにより心配のタネは減りました。

今まで独り暮らししていた時は、また財布を見失ってないだろうか?ちゃんと買い物しているだろうか?ちゃんと食べているだろうか?など心配がつきることはありませんでした。電話して聞いても、母は取り繕うため、財布がなくても大丈夫といい、全然心配をかけまいとしました。

5/11に入院して以来、財布の心配しなくてよくなりました。食事の心配もしなくてよくなりました。栄養面も心配しなくてよくなりました。

さらに投薬治療により治療も始めることができたので、認知症がそれ以上進まないような治療も開始できました。

メリット並べると入院したほうがいいに決まってます。

でもひとつ気がかりなことは、母親の意思に反して強制入院させてしまったことです。
母の意思は、自宅で最後まで余生を過ごすことだったでしょうから、それを奪ってしまったことを後悔しています。

昨年夏から両親の介護をはじめて以来、ずっと親が穏やかな暮らしをできるように尽くしてきたつもりです。でも今回の母を強制入院させたことはそれに反して穏やかな暮らしを奪ってしまったことになり、とても後悔しています。

母は強制入院させた僕のことを恨んでいるだろうか?認知症だからきっとそんなこと忘れているだろうけど、母から「恨んでないよ」という声を聞きたい。聞けば少しは気が晴れることでしょう。