この日記は今年4月21日に書いた日記からの転載です。

~~~~~~~~~~~~~~

秋田では桜は満開でした。
昨日の雨で少し散ってしまったけれどガーン

今日は、母親と一緒に、父親が入居している有料老人ホームに面会に行きました。

母親の記憶では、父親はすでにいないことになっています。同居しなくなったらどんどん忘れていくんですね。

忘れてほしくないので、面会いく度に写真を撮って見せるんだけど、面会したことさえ忘れてる母親にとって、写真の中の自分は、忘れてしまうほど遠い記憶の彼方でしかない。

父親と面会した母親は、その瞬間に作話します。
ここは病院だ、父親はここに入院している、面会しているんだと。

母親を施設に入れたら簡単には父親に面会できなくなります。
年老いた夫婦の会話なんて、何度も同じことを話しているだけだけど、お互いもういいと言うまで、話をしてもらいました。

きっと家に帰ったら、また「お父さんはもういないから」といい始めることでしょう。

認知症の人は、記憶をなくても感情は覚えてると言います。
父親と会ったことは忘れても、父親と話した時の感情は忘れないでしょう。

記憶は忘れるかもしれないけど、母親が父親に会ったことは無駄ではなかったと思いたいです。