この日記は、今年3月21日に書いた日記からの転載です。

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父親は、認知症になる前、
「俺ら(夫婦の)どっちかがくたばったら、老人ホームに入る」と言ってた。

離れて暮らす子供たちには頼らない、同居して迷惑かけたくない、ということだと思う。

でも、現状のように、夫婦二人とも認知症になって、老老介護ができなくなったことは想定していただろうか?

今になっては聞くことができない…。
聞いても、自分がどこにいるのか認識できないと思う。(見当識障害:認知症の症状のひとつ)

僕が親の口座を管理して、父親の老人ホーム代に使っていることだって、両親に許可もらってない。

父親は、自分の財産を自分のために使うことは反対しないとは思うけど、家計を握ってた母親はどう思うだろうか?許してくれるだろうか?

母親も認知症なので、今となっては聞きたくても聞けない。聞いても理解できないと思う。(そもそも父親は死んだと思ってる)

嫌だ、と言われても困るのだけれど(笑)

現実問題、父親がほとんど何も食べれなくなって脱水症状起こしたとき、何もできなかった母親に、もう父親の世話はできないと思ったし、父親を入院・施設に入れたことは、他に選択肢がなかったし、後悔はしていないよ。

ただ、こうなったときの両親の意思を確認してなかったので、これで良かったのかな?と思うときはある。聞いておけばよかったなと…。

両親が認知症になってツラいところは、生きているのにこういうことが聞けないところですね。