この日記は今年3月13日に書いた日記からの転載です。

~~~~~~~~~~~~~~

僕は帰省先の実家から帰ってきましたが、姉がまだ滞在しています。その姉から連絡がありました。

母の独り言「○○め、ハンコも財布もみんな持っていった」と言っていたので、よく見たら財布やいつも持ち歩くバッグがいつもの場所になかったそうです。

今回に限っては、母親はどこにも出掛けていませんし、家のどこかにあるはずです。誰かに盗られたと言うのは、母の作り話です。(独り言、作り話、物盗られ妄想は、認知症の典型的な症状です)

家に来たのは、姉のお客さんとしてきたケアマネさんだけですが、きっと警戒して、大切な財布やバッグを退避させて、退避した場所を忘れているだけです。

家の中を探したところ、ほどなく見つかりました。

家に誰か訪問して来ると、警戒して隠すのかもしれないという姉の推測は当たっているかもしれません。

この状態では、母が一人の時は、ヘルパーさんに来てもらうことも、デイサービスに迎えに来てもらうこともさえも不可能です。

母が独り暮らししている時は、薬を飲まないでしょうから、投薬治療はできません。

施設に入れれば治療はできますが、入ったら2度と独り暮らしはできなくなるでしょう。そうすると残りの人生ずっと施設暮らしです。それは母が望んでいません。

母の独り暮らしは、いつか限界がくるでしょう。限界がくる前に施設入れるべきだという人もいます。でも僕はできるだけ続けてあげたいと思いました。