認知症によくある誤解

認知症と聞くと、ボケてしまってなにもできない、と言う印象を持つ方が多いと思いますが、実はそれは誤りです。

認知症になっても症状は人それぞれです。
実際うちの母は、朝昼夜味噌汁を作りますし、買い物にだっていきます。トイレやお風呂にも介助なしで一人で入れます。
ここまで書いたら普通の人と変わらないと思いますでしょう？

認知症になってもすぐ悲しむべきではないと思います。
普通の人が１００できるとしたら、認知症の人ができることは、６０～９０ぐらいなイメージです。(両親と接して感じたｲﾒｰｼﾞです)
そのできる範囲のことで、十分今まで通りの生活ができるのです。

でも、苦手なこともあります。
記憶力です、最近起きたことはすぐ忘れます。
電話で伝言しても忘れてしまいます。メモをどこに置いたか忘れてしまいます

食事の支度するにしても、ﾃｰﾌﾞﾙにご飯出したっけ？味噌汁出したっけ？と何度も確認しながらなので、時間はかかります。

プライドは残っていますから、何か手伝ってあげようとすると、大丈夫だ、問題ないと言ったり、手を払い拒否します。

認知症になっても、その人の人格を大切にして、その人が穏やかに過ごせるように、家族や近所の人が見守ってあげるべきだと思います。