この日記は今年1月28日に書いた日記からの転載です。

~~~~~~~~~~~~~~

今回の帰省のきっかけとなったのは、昨日昼前に姉から来た一通のメールでした。

認知症の母がサイフなくしたと言っている、生活費として渡した封筒もないと。

僕は母に状況を確認して緊急で帰省することを決断しました。
姉が今週は帰省できないことは知っていたし、自分の仕事の調整をし、すぐに帰宅して準備をして、なるはやの新幹線に乗りました。

帰らなくてもなんとかできたんじゃなかったのか?と思う人もいるでしょう。

口座管理のできない母が、お金のない状態になっている。サイフなくして買い物に行ってない。ってことは食事も満足にとってない、安易に想像できました。

電話線の事件があったとき、隣人に様子をみてもらいましたが、母は隣人を家に入れることは拒みました。今回は隣人に頼むことはできません。自分が行くしかないと思ったのです。

残念ながら、無くしたサイフ等を見つけることはできませんでした。これだけ見るとなんのための帰省だったのかと後悔しています。

唯一の救いは、姉が、帰省すべき下した僕の判断は正しかったと言ってくれたことです。

「おかげでお母さんは久しぶりに味噌汁を作れるし、買物してくれたから見慣れた食材にも囲まれたし、現金もあるから買物にも行ける。お母さんの欲求不満のタネを解消して、穏やかに過ごす環境を整えてくれた。これは、お母さんにとってとても大事なことなのだ」と…。

少し涙が出ましたしょぼん