この日記は今年1月18日に書いた日記からの転載です。

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いつからだろうか?母親が僕に電話してこなくなったのは…
10年…20年近くなるかもしれない。
僕が働くために秋田から東京(川崎)に上京して20年以上になる。

子供に心配させたくないための、母親としてのプライドなのだろう。

そういえば、なにか困ったことあっても両親は子供に全然相談してこなかった。相当プライドが高いのだろう。

「なんか困ったことあったら電話して」と言ってあるがかかって来たためしがない。

ある日、電話番号知ってるでしょ?と聞いたら「知らない」と答える。(もちろん電話機のメモリーに入っているので検索すれば出てくる)母には最初から電話する気がないんだなと感じた。

目立つところ、毎日見る、日めくりカレンダーに住所と電話番号を貼った。

1ヶ月後実家に見に行ったとき、川崎の住所・電話番号に赤線が引かれていた。
母の中では僕は実家近くの別の場所に住んでいることになっているから、川崎の住所は間違いという意思表示だ。

その対策として、僕は携帯番号だけを書いた紙を貼った。「ここにかけたら僕が出るから、困ったときは電話して」といい残して。

今のところこの作戦はうまくいっている。
相変わらず母から電話かかって来たことはないが…。

その代わり、僕は週何回か母に電話をかける。かける度に「どうした?なんかあったか?」と聞かれる。僕はたわいもない話をして様子を伺うだけだけど。