この日記は今年1月10日に書いた日記からの転載です。

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認知症の母には妄想と言うか、思い違いがたくさんあります。
その中の一つ、本当は母独り暮らしですが、姉と一緒に住んでいるつもりでいると言うのがあります。

なぜそのような思い違いをするようになったかはわかりません。
数年前から、姉は、姉の旦那にDVを受けて一人で逃げて来たことになってました。

1年ぐらい前までは姉は住み込みで働いているため家にはいないことになってましたが、父が入院して母が独り暮らしになってからは、父は死んだ(殺された)といい始め、最近は姉と二人で暮らしているといい始めました。

先週僕が帰省した時も、母が作る朝食は、母といない姉の二人分です。帰省している僕の分は、起きてきた僕の顔を見てビックリしてから、作り始めます。

今週は姉が帰省しています。週末横浜に帰る予定です。
姉がいなくなっても母は、朝食を二人分作り続けるでしょう。

やがて、姉が家にいないことに気づき朝食を一人で食べる、それを毎日繰り返し続けるでしょう。

僕らが今悩んでいるのは、姉が一緒に住んでいることと思わせ続けたほうがいいのか、それともいないことをはっきり言ったほうがいいのか、です。

姉がいると思い続ければ安心感はあるので穏やかに過ごせるでしょう。でも実際いないと気づけば寂しさが襲ってくるでしょう。

どっちがいいんでしょうね…。