この日記は昨年11月23日に書いた日記の転載です。

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昨日11/22はいい夫婦の日でしたね。

介護らしきことを始めた僕にとっていい夫婦で思い出されるのは、長門裕之、南田洋子夫妻です。
晩年、南田洋子さんはアルツハイマー型認知症にかかり、長門裕之さんが仕事をしながら懸命に介護していたTV映像が焼き付いています。

その放送があったのは今から4年ぐらい前だったでしょうか。うちの両親ももしかしたら認知症かもと思い始めたときでしたから、人間が壊れていく病気、認知症は、怖いという感情が残りました。

実際、両親が二人とも同時に認知症にかかるとは思ってなかったですし、かかるとしても父親だけとか、母親は大丈夫だろうとかそういう気持ちがあったこともありました。
実際二人ともかかると、何か聞きたいことがあっても聞けない、覚えてないってのが一番ツラいですね。

長門裕之さん同様、父親は母親の介護をしようとしてたらしいですが、自分も認知症になってしまいできなかったようです。悔しかったでしょうね。

現在父親は老人ホーム、母親は自宅で独り暮らしです。

夫婦仲良く一緒に最期まで自宅で暮らすってのが理想の形なんしょうが、僕たち子供たちは遠方に住んでて一緒に暮らすことは無理なので、自宅で看取ることは無理でしょう。

せめて同じ老人ホームで、夫婦二人一緒に仲良く暮らせたら、穏やかに余生を過ごせるのではないかと思ってます。それが僕たちができる最後の親孝行かもしれませんね。