前回の日記で、父親だけ施設に入れた選択は本当に正しかったのか、と書きました。

両親にとって一番いいことは、自宅で夫婦揃って暮らすことです。できれば息子や娘も同居していたらベストなんでしょうが、川崎等にいるのでそれは無理です。

では、できる範囲で何ができるか?

もし母がボケてなくて父の介護ができたら、二人暮らしできたでしょう。
でも母は父に叱咤するばかりでできない父を手伝おうとしませんでした。元気な頃の父を知っているからこそできるはずと言い介護しないのです。

もしヘルパーさんを頼むことができたら、父に健康管理や介護を少しやってもらえたかもしれません。試してみたのですが母は知らない人を家にいれることを極端に嫌いました。せっかく呼んでも「必要ありません、お帰りください」と拒否しました。

そうであれば父を守るため、母と引き離すしかありませんでした。苦渋の決断でした。
退院後、父は施設に入ってもらう。母は独り暮らししてもらう。
母は心配だけど、いつもずっとそばにいてあげる訳にはいかない。姉と交替で見に来る訳にいかない。もしそんなことしたら子供たちである我々の生活が破綻してしまいます。

とりあえず母も検査してもらい、認知症と判断してもらい、要介護認定をもらうことにしました(現在認定待ち)

母がもっと症状がひどくなって独り暮らしが無理と判断したら、母も父と同じ施設にいれるしかないと思っています。

つづく