認知症の人が作っている世界を理解し大切にすべきと、僕はわかっているつもりでもなかなかうまくできません。

母親によく言われるのが、
「何で川崎にいるの?」
母親の中では、なぜか僕は秋田で働いていることになっています。

ですが、僕は東京で働きはじめて25年以上なります。川崎に住みはじめて20年以上です。今のマンション買ったのも10年前、親がマンションの頭金を出してくれたからです。
これらを忘れてしまい、何で秋田にいないの?と言われるのはきついです(^_^;)

あと母親がよく言うのが
「私は一人だから。お父さんは○○に殺された」です。
もちろん実際は殺されていません。今はショートステイ(短期入所用老人ホーム)に入所しています。なんで殺されたと言うのかはわかりません。
今日母親は父親と面会してきました。死んだと思い込んでいましたので、会うことができ泣いて喜んだそうです。
ですが、家に帰った瞬間、ついさっき二人で撮った写真を見ながら「でも殺されたんだよ」と独り言始まったそうです。
近所の人にも「殺された」と言っている様です。

これらの点については、完全に事実と異なるので、母親が作った世界を受け入れることが僕はできません。それでも受け入れるべきなんでしょうか?どうやったら受け入れることができるんでしょうか?いつも自問自答しています

つづく