歳を重ねてくると、環境の変化についていけないと言うか、慣れた環境を変えたくないという気持ちが強くなります。

母親の場合、50年以上家庭を守ってきたプライドもあると思いますが、手助けすると怒ります(^_^;)

以前の日記にも書きましたが、循環ボイラーが動かなくなりましたが、それを修理しても、まだ壊れていると思い込んでいます。
壊れた世界に慣れているので、壊れているのが当たり前になっているのです。

今日電話で「寒いから循環ボイラーつけて暖かくしてね」と言っても、「ボイラー壊れているから、ストーブ使うからいい!心配しなくていいよ!(そんなに老人扱いするな!)」と強い怒ったような口調になります。
ほんとに困ったものです(^_^;)

IHコンロが壊れた時も同様でした。使っていると温度センサーの異常で時々止まるので、新しいのを買ったのですが、「まだ使えるからいい!」と古いIHコンロをまだ使っています。
使えないように古いコンロはガムテープでぐるぐる巻きにしても、無駄でした(^_^;)
うちの母親はほんと強情です(^_^;)

認知症の人に接するには「説得してはいけない、納得させるのが大切」だとよく言われています。
認知症の人が作っている世界を理解し大切にすべきと、僕はわかっているつもりでもなかなかうまくできません。気がつくと声が大きくなってしまいます。

なかなか難しいですね(^_^;)

つづく