両親とも同じアルツハイマー型認知症と判断された訳ですが、症状は二人で全くちがいます。

父親は、認知症としては物忘れぐらいしか症状がありません。あとは加齢による耳が遠いぐらいか、足腰が弱ってきたので、入院中は車イスになりましたし、足腰を使うこと、トイレやお風呂も介護が必要になりました。

先日数年ぶりに大学の同級生がお見舞いに来ましたが、覚えていましたから、記憶はしっかりしています。ただ今日朝食なに食べた?と聞いても、答えられないですが(笑)

一方、母親も物忘れはありますがADL(生活自立度)は高く、トイレ、料理、食事、買い物、お風呂は自分でできます。ただし、作り話、独り言、被害妄想があります。
例えば、私は20年以上川崎に住んでますが、母親は私が秋田にいると思い込んでます。何度説明しても理解してくれません。一度思い込むとひっくり返すことは相当難しいのです
被害妄想としては、父親が入院していることを忘れ、父親が△□に殺された、と独り言もよく言い、仏壇の前で泣いています。父親の服も処分始めました。

本来ですと母親も治療したいのですが、できません。独り暮らしの認知症の人に薬管理させられないということで、薬は出してもらえませんでした。だから今でも母親は独り暮らしです。

将来は父親と同じ施設に入れたいんですが、本人のためには自宅で最後を…と思っているはず。できるだけ自宅にいてほしいと思ってます。

つづく