父親が入院してすぐ、退院したあとどうするか?決めなくてはいけませんでした。

自宅に帰ったら、また脱水症状で倒れるかもしれない、ボケている母親では救急車を呼ばないだろう、となると施設に入れた方がいいだろうということになりました。すなわち父親はもう2度と自宅には戻れないことを意味しています、そういう厳しい選択を迫られました。

わたしは会社から与えられた休暇の関係で月1~2回、2~3日しか休めませんでしたので、9月は母親の検査、介護認定にあて、10月に施設の見学、申し込みをすることに決めました。
病院からは施設が決まるまで入院していてもいいですよと言われていたこともあったからです。

実家に帰省するたびに、入院先の父親に面会いきました。

その理由は、父親が入院して独り暮らしになった母親が、父親は死んだ(殺された)と作り話して独り言をするようになっていたのもあります。作り話も独り言も、認知症の1つの症状です。

母親は午前中に父親に面会した時は「生きてたの?よかった♪」と涙流して喜びんですが、午後家に帰ってくると面会したことを忘れ、またお父さんは殺されたと独り言を始めます。
病院で今日の日付入りの、みんなで撮った写真を見せても、これは昔とった写真だと聴かず効果ありませんでした。

でも写真とることは続けたいと思います。

つづく