私が中学3年で一目惚れして好きで好きで仕方なかった彼のこと。
私が中3.彼は24歳。
塾の講師と生徒という関係だった。
国語の講師をしていた先生は新卒で入社したての若い先生だった。今までのおじさんおばさん先生ではないお兄さん的な先生に、いつしか恋心に火がついてしまっていた。
高校受験を控えていたが、14歳の私はいつでも先生のことばかり。合格しないと嫌われちゃうかもしれないと思って(今考えるとウブでかわいいな)本気で勉強した。
塾で先生に会えると
「卒業したら、先生の好きな音楽をテープに録音してちょうだい」
などと約束していた。
先生は、嬉しそうに
「合格したらな」
なんて言ってくれていた
その当時はやっていたプロフィールを書くアルバムみたいなものに先生は自分の住所を書いてくれた。
本来は塾生に住所を教えるなんてことはないのだけれど、私にだけ教えてくれた(と思っていた)
その春私は、第一志望の高校へ。
わたしは先生へ手紙を書いた。
もう会えなくなってしまうなんて嫌だ。
勇気を振り絞りながら、高校生活のことなどとカセットテープくれるの忘れてないよね?っていう押し付けと共に手紙を出した。
2.3日後、先生からカセットテープが4つ届いた。
「まだ早いかもだけど俺の好きな曲リストを作ったから聞いてね」
ここから私たちの手紙のやり取りが始まる