昨日、石川よしひろさんのライブに行ってきました。
この時期の開催、先日チケットを取っていた南原さんの古今狂言会も中止になったし、きっとこちらもダメだろうな…と想像して半分別の予定を正直考えていました。
ふと、Facebookで確認すると、開催するということ。
…マジで?
ただし、万全の対策をしての開催。会場入口での検温、石川さん、マスクは強制着用、細菌スプレー、休憩時の換気の徹底。
無理のない範囲でお越しください とのこと。
こうなったら行かない理由はありません。私はかぶれることもあり、予防でマスクは普段付けないのですが、あらかじめ隠し持っていたマスクを持参し、会場へ。
会場は自由が丘マッカートニー。ライブができる自由が丘のおしゃれなお店です。
入り口で検温をしてもらい、オッケーが出て中へ。
実は気になって家を出る前に検温をしたのですが、35.5でした(普段低いのです)。
あ、具合悪いなと思って図ると、35度台が多すぎ
中にはすでにお客さん。最終的には私を含めて15人ほど。当日支払いなので、料金を払い、ドリンクオーダーをして席へ。
ライブ開始18時過ぎに、石川さんはマスク姿で会場に入ってきました。
定位置に着くなり、除菌スプレーでマイクや譜面台等をきれいにふきまくる石川さん。
マスクを付けて歌おうとしましたが、さすがにそれは外して。
一列目にいる人に唾がかかるといけないから、と言って、店の人に言って椅子、テーブルを後退させる石川さん。
印象に残った一言「来てくれた皆さんの勇気に感謝です。こんなに来てくれるとは思わなかった」
こちらは開催してくれた石川さんの勇気に感謝です。
後で遅れて男性が入ってこられましたが、すごく喜んだ石川さんは、その方のために歌い終わった曲をダイジェストで再披露。
終始周囲に気を使われていました。
心地よい歌声を披露する合間に、トークでいろいろ聞くことができました。
1月ごろからゴツプロの舞台に出演し、演劇活動をしていた石川さん。先日の台湾公演で千秋楽を迎えて、全公演無事に終えられて幸運だったということ。最初はコロナの影響はなかったのに、最終日が近くなるにつれ周囲から公演中止の声が聞こえてくる。
その話は、現場の声がリアルに伝わってきました。
自分は楽日まで迎えられたからいいけど、ほかの劇団は当日まで懸命に練習をしてきて、公演打ち切りになったという話も。
飲食店を経営する石川さんの知人とのやり取りの話なども、胸を打つ話が多かった。
舞台中、尺八に感銘を受けた、や、台湾の謎のお土産の話、そんな話も面白かったですが
テレビや報道を見て、様々な業界が大変だとはわかっていましたが、やはり身近な立場の人の話を聞くと、より伝わってきます。
石川さんは、とにかく歌いたいということ。
自分が責任を取るから、という熱い気持ちも伝わって。
アンコールを含めて16曲、昨日もすべて最高
開催は賛否両論あると思います。でも石川さんみたいな人がいてもいいんじゃない?
私の好きな人、配慮し中止を決断した南原さんと、ただ歌いたい気持ちで開催する石川さん。どっちも支持できる。
昨夜聴いた曲達は、いつものライブとはまた違った空気で、行ってよかった、心からそう思えるライブでした
一日も早く、皆さんが心から楽しめる世の中になることを願って。
今日のイラストは、FF9ジタンとエーコです。Adobe frescoで水彩風に仕上げてみました。