自分でかけた封印を解くために飛び込んだホメオパシーの相談会


母の死に直面したその時から止まっていた時間をふたたび動かしてくれたのが、そのとき処方されたたったひと粒のレメディでした


「カシノシン」という癌でできた、塊をつくる、頑なな性格を持ったそのレメディは、私の固く閉ざした心がふたたび動き出すきっかけをもたらせてくれました


レメディを飲んだ夜。。夢の中で就職して家を出たときに一緒に住んでいた友達にお母さんの話をしていたら、その友達に「ariちゃん何ゆってんのん!?お母さん死んだやんか!」といわれて「あれ?お母さん生きてるはずやのになんでそんなこと言うのん?・・あれ?・・・・あっっ!」というところで目が覚め「お・か・あ・さ・ん・が・し・ん・だ」という事実が10年の時間を飛び越え、細胞全部でその瞬間にはじめて理解がおこりました


その現実にショックを受け、目が覚めてしばらくは泣いて泣いて、ものすごく苦しかった


考えてみれば、母が死んでからちゃんと泣いたことはありませんでした


母が自宅で死んでいるのを発見してから、どこか現実からずれた感じがしていて母の死を受け入れてなかったんだと思います


その夢を見てはじめて「母の死」を認識しました


ひと粒のレメディによって、ようやくスタート地点に立てたのです