娘は骨盤位でしたので、予定帝王切開で生まれました。

恐らく、一番リスクの低い出産方法です。

骨盤位が治るように、逆子体操と言い聞かせはしましたが、お灸とか針とか外科的な手技とかは受けませんでした。

なんだか、そこまでして治すのも違うような気がして。
娘が骨盤位って言うなら、まぁいいか、と思って。

私自身も帝王切開で産まれたこともあって、私にとっては身近な出産方法でもありました。

自然分娩に強いこだわりがあったわけではないけれど、やっぱり、産んでみたかったなぁというのはあります。

娘とだったら、力を合わせられたんじゃないかって、思うのです。

切開してくれたドクターや看護師さん、助産師さんは皆さん良い方で、手術そのものに不満や後悔はありません。

でも、こんなにあっさり産んでしまってよかったのかな?という思いがずっとありました。

そこには痛みも関係していて、
私は麻酔がちょうどよく効いて、意識もあったので、娘の顔を見ることもできました。後陣痛の時も痛み止めが効いたので、痛くて大変だったとか、二度とあの痛みを味わいたくない、とかいうのもありません。

でも、なんだか、力を出し切れなかったというもやもやした気持ちがありました。

そこで、出産前にAERA with babyで読んだ記事を思い出し、
更に、ブロ友さん(リアルでもお友だち、と私は思っている方なのですが)も紹介していた、バースレビューに行ってみることにしました。

くもといっしょには、細田恭子さんが主催されている、帝王切開をしたママのためのお産の振り返りセッションです。
(他にもセッションや講座・講演があります)

普段は埼玉での活動が多いのですが、職場復帰前の絶妙なタイミングで、近所の開催があることが分かり、申し込んでみました。

この日はなんと、遠く千葉からご参加されたお母さんとの2人+先生のセッション。

出産前後に戻るとして、いつの自分にどんな言葉を自分にかけてあげたいか、と問われ、
出産当日の自分に、「頑張ったね」が真っ先に思い浮かびました。

ああそうだ、私は頑張ったんだと思ったら、涙が出てきました。

頑張ったと思っていたけど、それは本当の頑張りだったのか、
楽して産んじゃったんじゃないか、
娘の力をもっと信じてあげるべきだったんじゃないか。

誰にもそんなことを言われてないのに、私はひとりでずっと、そう思ってました。

もやもやしていたことは、少しずつ言葉になって、私の胸から出て行きました。

今はこうして書いていても、悲しい気持ちにはなりません。

娘が産まれたのは、私たち夫婦が挙式した日でした。
先生の執刀できる日と、夫が立ち会える日、で選んだ手術日。

産まれて、母に指摘されるまで気づきませんでしたが(笑)、これは娘からのプレゼントなのだろうと思います。

誕生日には意味がある。
365日、どの日にも意味がある。

娘が産まれてから1年の間、出産で力を合わせられなかったことを埋め合わせするように、濃密な日々を過ごしてきました。
それは私の誇りだし、娘との絆は強固なものになったと確信しています。

意図して、というよりも、単純に楽しかったからですが、
でも、もし帝王切開じゃなかったら、ここまで必死に関係性を作ろうとは思わなかったかも知れません。

出産した産院では、同じ誕生日5人のうち、3人が帝王切開。
私以外は緊急でしたが、この人数は伝えられている統計よりもずっと多い。

出産に伴う事前情報として、帝王切開については情報不足なのも現実です。

だから、物心ともに準備なく臨むことになる妊婦さんも多い。

医師や看護師、助産師のモラルに欠ける一言で、傷ついている方もいるのだそうです。
専門職の人は、自分の発言の重みと影響をもっと考えるべきだと思いますが。






細田先生が書かれている本。
8月に発売になったばかりです。

羽含み(はぶくみ)、素敵な言葉ですね。

羽の内側で育ててあげれば、ちゃんと飛び立っていける、とおっしゃっていたと思います。

満月の夜を越えて、やっと記事にすることができました。

先生、ありがとうございました。

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