自宅から徒歩2分のところにホームセンターがある。


各階に授乳室があり、フードコートもあり、休日のみならず平日もベビーカーや抱っこの赤ちゃん、幼稚園入園前と思しき子どもたち&ママたちでにぎわっている。


子連れの人混みあれば、怒られる子どもあり。


行く度に怒っているママと怒られている子どもを見かける。


先週末、家族でそのホームセンターに寄った帰り、ホームセンターのメインの入り口、一番人の出入りが激しいところで立ったまま怒られている女の子がいた。

3、4歳くらい。


お母さんは大声で怒鳴り散らしている。

赤ちゃんを抱いてもいる。


女の子はうつむいたまま。


どうしてこんな人目に触れるところで怒鳴りつけているのか不思議でならず、旦那に聞いた。

「あれは、見せしめなんだよ」



私は怒鳴られたことも、手をあげられたこともない。

両親ともにしつけと称してたたかれて育ったことがあり、両親にとってそれが本当に嫌だった、という反面教師な理由と、

ことばが通じるのに、声を荒げる必要も手をあげる必要もない、という育児方針からだ。

怒られるときも、理由が分かれば納得するので、その理由をいつも説明されていた。

だから私は理屈っぽい(笑)


旦那は、怒鳴られて、手をあげられて育った。

有無を言わさずゲンコツ→痛くて泣く→うるさいとゲンコツ→さらに泣く、という負の無限ループを何度も経験したそうだ。

旦那は「説明してくれれば分かるのに」とずっと思っていたそうだ。



人目があるところで怒られている女の子の気持ちは、どうなんだろう。

私だったら、恥ずかしくて悔しくて絶対に謝らないだろう。

子どもにだってプライドはある。

それをぶった切るような怒り方はあんまりだろう、と私は思う。

女の子が何をやったのかは分からない。

でも、何をしたとしても、たとえ万引きしたとしても、衆人環視の中で怒鳴り散らすのはかわいそうってもんだろう、と私は思ってしまう。



今日も、エレベーターに怒鳴られながら乗ってきた男の子がいた。

怒鳴られ、叩かれながら。

「痛いからやめてって言ってるでしょ!!!」と、子どもの頭をすごい勢いで殴っている。

エレベーター内に緊張が走り、乗り合わせた人が気遣う目で子どもを見ている。

私の娘も、異様な雰囲気に緊張した面持ちだ。


「痛いからやめて」と言っているあなたは、子どもに痛いことをしているではないか。

と思ったのは私だけではないだろう。

やめてほしいことを相手にしながら怒鳴ったところで、説得力はゼロだろう。

子どもは意味が分からない。

ただ、叩かれたくないからやらないようになるだけだ。



自分の足で立てるようになり、いっぱしに話もできるようになると、

「あーなんて憎たらしいんだろう」とか、

「お願いだからいうこと聞いて」とか、

かわいいだけの今からは想像つかないような事態がいろいろ起こるのだろう。


実際、母の育児記録を見ても、私の憎たらしさったらない(笑)

母は、それを面白おかしく記録しているので、笑いながら読めるけれど。


そうなったときに、叩く人や怒鳴る人になるかは、きっと修行次第なのだ。

修行と、強い意志の問題のように思う。


うまく怒るって、すごく難しいことだとは思うが、

怒鳴ったり、手をあげたりすることは絶対にしないようにしよう、と心に誓う週末なのであった。

ちゃんちゃん。