昨日で9ヶ月になった娘。


産褥期のことが遠い昔のことのように思えます。


できることがどんどん増えて、赤ちゃんから幼児へとぐんぐん成長している娘。

できなかった娘にはもう会えないと思うと寂しいけれど、いつだって、今が一番楽しくてかわいいです。



私は帝王切開だったので、1週間入院していました。

母乳外来があるものの、なんちゃって母乳育児推進病院で、カンガルーケアはなし。

おやつにケーキがでちゃうような環境でした。
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入院中は母子異室だったので、24時間一緒にいるのは初めてで、緊張もしました。


今思うと考えられないことですが、夜中の頻回授乳は寝室ではなく、隣の別室で行っていました。

旦那が寝られないとかわいそうと思って。


まだまだ暑さが残る中、娘を抱えて隣の部屋へ。

クーラーをつけて、タオルを後頸部にあてて、間接照明をつけて。


「大きいお口であーんぱくっ」と、深夜娘と頑張りました。

プロラクチンが生産される深夜のおっぱいは、娘にとってよいことばかり。

ですが、授乳している方は眠くて眠くて意識が朦朧とすることも。


最初の頃はあまりうまく飲めず、いやになってしまうので、冷凍&冷蔵しておいた母乳を湯煎してあげたりしていました。

乳頭混乱なんて、知る由もなく。

どちらかというと供給過多気味だったので、娘が寝た後、明け方までTVを見ながら搾乳したりもしたっけな。

あの1ヶ月は本当に特別でした。

授乳と沐浴以外のことをしていないので、体力もあったなぁ。


昼間の授乳も、義母が見ているのでこれまた苦痛で。

義母が突然、娘の頭をつかみ、私の乳房に押し付けてきたときは本当にびっくりしましたよ。

「もっと深くくわえないと飲めないよ」と。

悲しかったなぁ。だめ、と言われているようで。

「ミルクで育てた人に何が分かる」くらいのことを、思っていました。

余裕がなかったんですね、まったく。


よかれと思って次々に買ってくる、調乳用の水筒やポットも本当に苦痛でした。

自分の娘や、もし息子が生まれてお嫁さんが来るときには、絶対にこんな無神経なことはしないぞ、と、陰で涙を流しながら思ったものでした(懐)。


授乳が軌道に乗ってからも、外出もできず、何だか不安な毎日。

産後うつとまではいかないけれど、物理的に外出もできず、社会から隔絶されているような気がして、何に対してかは分からないけれど、とても「焦って」いました。


空は青くて、風が気持ちいいから、余計に。


娘はすごくかわいいけれど、いとおしくていとおしくて仕方ない、という感じよりは、

「これが私の娘か」という客観的な気持ちが強かったような気もします。


そんな自分に自信が持てず、「いとおしくていとおしくて仕方ないという気持ちに、私はなれるのだろうか」と、泣きながら実母に電話したこともありました。

「絶対にそう思うようになる。安心しておっぱいあげればいいの」と言われて、心からほっとして、憑き物が落ちたようになりました。


気持ちが落ち着いてから、感謝の手紙を書きました。

改めて、素直に、私を産んでくれてありがとう、と、文字にできた。


この1ヶ月があったからこそ、9ヶ月になった娘をかわいくいとおしく、何よりも大切に思える気持ちが生まれたんだろうと思います。


世の中には、産褥期の1ヶ月がどうであるかという情報が極端に少ない。

退院後の24時間がどんな感じかというシミュレーションもしにくい。


妊婦ちゃんにこういう話をする機会があればいいのにな。

お説教くさくなく、こんな感じだよ、と伝えてあげることができれば、産後うつへの備えもできるのではないでしょうか。