出産予定日が決まった段階で復職日も決定する、という会社のシステムにより、
産休を取る前から私の復職のタイミングは決定していた。
会社の復職のタイミングは4月と9月の2回あり、1歳の誕生日に近いほうのいずれかで復職すること、
となっている。
ただし、保育園に入れない、預け先が確保できないなどの場合はその限りではない。
実はこれは、私が妊娠中に変更になった事項なのだ。
私が妊娠した時点では、復職タイミングは4月。
私はそれを見越して、1年半は育休が取れるから、9月頃出産できる予定で計画的に妊娠した。
娘の予定日は9月4日。実際に生まれたのは8月末。
否応なしに復職は9月となり、育休は1年しか取れないことになってしまった。
それまでのシステムだと、育休に1年近く差が出てしまい、それを是正するために変更したのだろうが、
既に妊娠が判明している人については除外するとか、措置の取りようがあるのではないかと思う。
会社の人事に噛み付いてみたが、なしのつぶてでだった。
世間には、もっと早いタイミングで復職する方もいるだろうし、とれるはずだった育休がとれない、という場合もあるのだろう。
そういう方と比べると、私は恵まれている方なのかもしれないが、私はあまりこういう比較に意味がないと思っている。
誰かと比べて自分の価値や幸せを相対化することに、なんの興味もないからだ。
(だからといって、自分だけ幸せでありさえすればいい、という風に思っているわけではない)
さておき、9月に復帰するにあたり、9月に受け入れてくれる保育園は、ここ東京にはほとんどないといってよい。
つまり、4月に入園させなければ復帰はできないと考えた方がよい。
ただし、4月に入園させる場合、公立保育園だとおそらく2ヶ月以内に復職せざるを得ないことになる。
したがって、せっかくの0歳児枠だけれど公立保育園は候補にない。
どうするかといえば、都の認証保育園や保育ママに預ける、ということになる。
預かってくれる年齢は保育園によって様々で、私が通わせられることのできる園はいずれも2歳まで。
この場合は、その翌年度に1歳児枠で公立保育園に預けかえることになる。
幸い、私の住んでいる地域は他地域と比べて1歳児枠が大きい(といっても保証はゼロだけれど)。
ということで、娘は4月から、月齢わずか7ヶ月にて保育園に通うことになるのだ。
私の復帰は先にも書いたとおり9月なので、4月から8月までは仕事がない。
せっかくのタイミングなので、自己研鑽に励むべく、勉強しようと思っている。
ただ、7ヶ月で保育園に通わせることに対しての葛藤は想像以上のものがある。
なんだか、自分が悪いことをしているような気分になるのである。
認証保育園なので、お金だけ払って通わせないということももちろんできる。
でもそれはばかばかしいし、何より私が奇跡的に抽選に当たったことで、抽選に漏れた人がいるわけで、
そんなことをしたら申し訳なさ過ぎて、お天道様の下を歩けないような気もする。
「悪いことをしているような気分」の内訳は、
・こんなに小さい娘を預けて働くことに、本当に意味があるのか
・それは娘にとって、本当によいことなのか
・9月の復職というテクニカルな問題のために、4月から娘を保育園に通わせることは人として正しいのか
だ。
会社の先輩ママは、「絶対働きたくなるときがくる」「子どもと離れたくなるときもくる」と言う。
でも、私は娘がかわいくてかわいくてかわいすぎて、片時も離れたくなんかないのだ。
じゃぁ離れなければいいじゃないか、と言われると返す言葉がない。
会社からも駅からももっと離れたところに住んで、質素倹約を旨として生きていけば、旦那の給料だけで生きていくことはそんなに難しいことではない。
でも、せっかく10年会社で働いてきて、出産したら復職できる環境が整っているのに、それをみすみす棒に振るのか。
何より、生きる糧が倍になることは生活にゆとりをもたらし、安定と言う面で好ましい。
という感じで悶々とし、結局は会社を辞めるという選択肢を捨て、入園手続きをしたのだった。
入園し、通わせると決めたからには、それまでの時間を娘とどう過ごすかがとても重要になってくる。
2人きりでいられるのは、3月末までしかないのだ。
いろいろと考えた結果、娘と濃厚濃密に時間を過ごす手段として選んだのが「赤ちゃん教室」だった。
続く。