8月
ストーリーは1945年12月のポーランド
広島、長崎への原爆投下も8月ですし
終戦記念日もこの8月
長年住んでいたシンガポールでは
日本人による大虐殺の様子を
毎年この時期に放映していて
なにも知らなった私には
とてもショックな8月を
いつも過ごしていたのを思い出します
そう8月はなにかにつけて戦争を考える季節
そんなこの時期にぴったりな映画の
ご紹介です
フランス映画
フォンテーヌ監督作
『夜明けの祈り』
ストーリーは1945年12月のポーランド
フランスの赤十字で働くフランス人女性医師
のもとに助けを求めてやってきた
ひとりのポーランド人シスター
そのシスターの無言の祈りに
心を動かされシスターのいる修道院に
出向いて行くと
そこにはソ連兵の蛮行によって身ごもり
【信仰と戦争という現実】の狭間で
苦しむ修道女たちがいました
という現実に起こった出来事を
題材とした映画
戦争中の冬のポーランド…
人気のない山の中の修道院で
夜明けから祈りを捧げる
僧衣の修道女たち
モノクロ映画を観ているのではと
錯覚するほどほとんど色のない世界
しかしその中で全編に流れる
賛美歌だけが哀しいほど美し過ぎる…
いろいろな感想を持たれる方も
いらっしゃると思いますが
いまもなお形を変えた戦争が
繰り広げられているこの世界
いま一度戦争を忘れてはならないと
そして考えねばならないと
伝えていかねばならないと痛感でした
今日も最後まで見て頂いて
ありがとうございます