Pico Farm -129ページ目

流れにのる

先日滋賀に戻って来ました。
予定していたよりも実家での滞在が長くなったのは
どうも流れにのっているようです。

夫が海外に行くので彼のいない5日間を実家で
過ごそうというのが最初の計画。

しかし、次から次へと滞在が延びる理由が生まれ
結局最後には半月になりました。

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私の両親から「家を売ろうかな」という相談を
受けたのは去年の秋頃。

60歳を過ぎた母親が言い出しました。

もともと引越は多かったので、今の住んでいる場所に
愛着はあまりないようで、土地を離れることに対する抵抗は
さほどないようです。そうは言っても20年も住んだ家
を60歳を過ぎてエネルギーを使って離れようと思った
からには彼女なりにいろいろ考えたようです。

両親とも60代半ばにさしかかろうとしています。
父親は脳の病気で倒れて以来、言語障害と右半身麻痺
という後遺症があり要介護。

母親はこの間ずっと介護をしてきました。

そして父は病気をしてからそろそろ10年。

そんな節目を意識してるか否か、母も父もそろそろ
残りの人生をゆっくり、謳歌しようと決めたようです。

彼らが働き盛りの時代にあった「マイホーム神話」
マイホームを手に入れて一人前みたいな世界が存在
していました。(いまでもあるのか)

本当に欲しい家かどうかを深く考えた訳でもなく
「マイホームくらいもっていないと」的考えから
買った人も多かったのではないでしょうか。

「どうせ家賃をは払っても自分のものに
ならないならローン組毎月払えば
いずれ自分のものになる」


という台詞を良く聞きます。

でも冷静になって考えると自分のものになる時には
もうかなりの年齢だったり、すでに死んでいたりもする。
死んだらもちろん持っていけない。

子孫がいれば引き継がれたりもするが、遺産相続
など面倒くさかったり、相続すると税金をがっぽり
取られたりする事を考えると「本当に自分のものになる」
のだろうか・・・
そもそも「自分のものになる」ってどういうことだろう?

本当に自分のものになるのは「モノ」ではなく「経験」
だけじゃないだろうか・・・

私も親に家を残してもらうくらいなら
現金化して残りの人生を楽しむために
使い切って逝って欲しいと思っていました。

だから母親が売ろうかと言い出した事をとても
嬉しく思いました。

ともすると介護する母、される父ともに悲観的に
なってしまうこともあります。

しかしこの10年紆余曲折あったもののやっと
「自分たちの人生を生きる」という心境になった
のかもしれません。

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昨年末にはいい不動産屋さんにも巡り会えました。

そして私が滞在中にさらりと両親の家は売れてしまいました。

今後の販売方法について打合する予定だったその日に
突然「家を見たいという方を連れて行きたい」
と連絡がありました。

約束の時間の1時間前に突然言われ、母と2人で
「急だね」といいながらも超猛スピードで部屋を
片付けお待ちしていると、見に来たご方は近所の方でした。

去年結婚したばかりで、特に急いで家を探していた訳では
ないけれど、もし空きがあればこのマンションに
住みたいと思っていたそう。

そんな矢先にインターネットで売りに出ていたのを見つけ、
不動産屋さんを訪ねると、その日たまたま打合せに来る
ことになっていた担当者がちょうど出掛けようとしていた所で、

「一緒にいきましょう!!」


となったそうなのです。

これだけでもご縁や流れを感じますが、さらに、

部屋を見てもらいながら、私が滋賀から遊びにきている
話をすると、

「大津の坂本に近い親戚が住んでいるんです!」

って、私の家の最寄り駅も坂本!!!

こんな風にいろんな偶然が重なっていきました

母も私もこの方がきっと次に住む方だと
どこかで予想していたようにも思います。

そんな訳ですぐすぐさま両親の引越先を探し始めたり
契約関連の手続きを私がいる間に済ませて、ある程度
目処が立った所で滋賀に帰って来たのでした。

今年にはいってから両親だけでなく私もそして夫も
流れに流されている感覚があります。

それは、現在(今)を生きているような感覚でもあり
起こる事全てが必然で、この先どうやて進んだら
いいかのサインとつながっているようでもあります。

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ピコと2人の新幹線も楽しく過ごせました。
なんと帰りはその日大阪にいく友達と30分違いの
新幹線を予約
していたことが判明し、彼女が時間を
30分はやめてくれたお陰でおしゃべりをしながらの
2時間半はあっという間の旅になったのでした。

2月にはまた両親の引越を手伝いに上京します。
新しいスタートを切る両親をサポートして
あげられることが出来てとてもありがたいです。

この流れにのって過ごしていると、一見関係ないような
ことがつながっていったりして楽しくなってきます。