随所に光る匠の技 | Pico Farm

随所に光る匠の技

ルイスが帰ってから1週間経ち、Pico Farmのことに
また意識が向きはじめました。


少なくとも50年は変えていなかった屋根の吹き替え
予想通り大変そうで、大工さん達は知恵を出しながら
どうやっていくか試行錯誤のようです。

Pico Farm
↑中庭からの眺め


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↑日本庭園側からの眺め


何がというとこの家の屋根のつくりの複雑さ。
民家の屋根でなく寺院の屋根のような部分もあります。
当時相当凝って大工さんにお願いしたのでしょう。

$Pico Farm



この家の随所にちりばめられた
キラキラ「匠の技」キラキラ
を見るとその当時の大工さんも、
施主だったこの家の先代の方も、
相当粋な方たちだったはずです。



大工さんもきっと自分の技術を披露する場所
が持てた事相当嬉しかったでしょうし、
こういう施主さんのお陰である意味大工さん達
も育てられていた時代だったと思います。



彼らは技術の伝承を支える影で支える
パトロン的な存在だったかのかもしれません。
いまよりもずっと精神的にとても豊だったのでしょうね。
この家からはいろいろインスパイアされます。



とにかく凝った作りの家です。



今日も施工会社の社長さんとお話していたら
屋根をめくったら文字の書いてある和紙が出て来たと
言っていました。屋根に和紙。今では考えられません。



例えば軒もそうです。


とっても長いです。
しかも支えの柱が外に無い。
屋根の中で縄等で縛ってこの長い軒を支えていたと
屋根をめくってわかったそうです。

Pico Farm
↑支えの無い軒



屋根を支える柱がない分だけ庭の眺めもいい。
残念ながら庭は今荒れているこの庭を

$Pico Farm
↑日本庭園側、広い軒。




どう料理しよう・・・目




楽しみでもあり,
ちょっと恐ろしくもあります。
どなたか良いアイディアがあったらお知恵をかして
くださいアップ

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2階も凝った作りです。
2階に濡れ縁です。すごい面白いけれどここは
安全第一に壁をつくり柵もつけてもらいます。


もちろん窓も。
縁側の外側には窓はなくいまは雨戸のみ。
この状態だったら時代劇の撮影出来そう。

Pico Farm


年内中の引越に向けて毎日のように考える事や
やる事が山積のようにあります。


とても大変だけどとても楽しみです。