感動の天然酵母パン | Pico Farm

感動の天然酵母パン

東京に来る前に仕込んでおいたレーズン酵母。
7時間の移動にも耐えいい感じに発酵しておりました。


仕込みはじめてから4日目の晩に意を決し
パン作り取りかかる事にしました。


すべてが初めてだからこのタイミングがはたして
いいのかどうか・・・


色んな本やネットを参考にさせてもらいましたが
天然の酵母を相手にするのはまるで子どもを相手に
する時のようで、何日経ったら発酵完了とか
何時間寝かせたらいいとかマニュアルはあって
ないようなもの。



結局頼りにしたのは自分の五感でした。


た目の変化、
漂ってくるり、
発酵する
変化する
そして、
そこはかとなくじる酵母の雰囲気。




私にとって「これ!一番簡単に出来そう」と直感した
『ウエダ家の酵母ごはん』に
載っていたレシピを参考にさせてもらいました。



入れたものは、


レーズン酵母 
天然塩 
強力粉 
全粒強力粉 


のみ。



作る時に一番大切にした事は手順ではなくて、
酵母とのふれあいです。


☆やさしくやさしくゆっくりと捏ねること。


☆その間に酵母には話しかけました。


でも言葉は出てきません。
なんというか、自分がまるで言葉にはならない
酵母語を話せるかのような感覚でした。


酵母と一体化しながら捏ねていたようです。

Pico Farm

夜仕込んだパン種、朝起きるとちゃんとちゃんと
膨らんでいてくれましたラブラブ

Pico Farm

朝から感激で小躍りです。 フリーズ シフト 1990


この喜びは、子どもが初めて歩いた時の
喜びと同じ種類の喜びでした。

Pico Farm

早速形成し1時間休ませるとまたちゃんと
膨らんでくれました。

Pico Farm

また小躍りしたくなりました。 フリーズ シフト 1990

そして焼き上がったパンの美しい事。

Pico Farm

冷めるのを待って食べました。


叫び


手前味噌ならぬ手前パン。


自分で作ったパンってこんなに美味しいのですね。


レーズン酵母のじんわりとした甘味。
少しまわりは固かったけれど中はしっとりと
して味わい深い。



家族もみんな喜んで食べてくれました。



ずっとずっとやってみたかった天然酵母のパンつくり。
想像以上に簡単に出来ました。
ビギナーズラックかもしれないけれど・・・


何事も体験してみないと分からない。
成功しようとも失敗しようとも体験することでしか
手応えはわかりません。


田舎でスローな生活をし始めてから
手作業が確実に増えました。
基本はマニュアルに沿って作業を進める場合でも
実際は自分の感性をフル活用。


そのお陰で自分の五感も成長しています。


昔からの手づくりを生活に取り入れて五感を鍛え
マニュアルに沿わずとも生きて行ける底力を
つけることができたら生きやすくなる人増えるん
じゃないかな~