珍しいレスポール | がらくた通り3丁目

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人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

バリッ!
異音とともに右腕におかしな
違和感を感じた。

なんと!
レスポールのハードケースの取っ手が
破損しているではないか。
しょうがない腕に抱え込んで運んだ。

先月スタジオに行く道中
札幌市内の地下街を歩いてる時のことだった。

このギターも古くなった。
ケースの取っ手も劣化するのも当たり前か。

ケースの中身は
Lespaul Leo's Vintage
シリアルNoはL1 0096
おそらく1981〜1982年製だ。


Leo's3

ギブソンが作る
はじめての59年型レスポールの
復刻モデルとして
バークレーの楽器店Leo's Musicが
ギブソンにオーダーして販売されたものだ。

その構造は日本製のTOKAIレスポールを
参考にしたとも言われている。

スペックから判断すると
僕のはカラマズー工場製だ。

このレスポール
1983年にカラマズー工場が閉鎖された後は
ナッシュビル工場に引き継がれ
総数800台が生産されたようだ。

この写真を見て確認できると思うのだが
初期型はトップが鮮やかなチェリーサンバーストで
杢は柾目のストライプタイプ。
後期になると板目の
フレイムタイプのものもでてきたそうだ。

1982年頃楽器店によりオーダーされた
レスポール59年型リシューモデルには
このLeo'sとGuitar Trader
このふたつがあったそうなのだが
Leo'sで跳ねられた木材が
Guitar Traderに流れたそうだ。

そして外見のスペックは
Guitar Traderに軍配があがる。

今のヒストリックシリーズとほぼ同じだから。

パーツ類はオリジナルに近づけるため
すべて細かい手作業。
そのため47本しか存在しないらしい。

エアロスミスの
ブラッド・ウィットフォードが
所有してたって話聞いたことあるが
どうなんだろう?

一方Leo's Vintageのパーツは
当時の製品からも流用されているので
見た目がオリジナルと多少違う。
ヘッドロゴが細いタイプで
かなり上に配置されているのが特徴だ。



そしてカラマズー製とナッシュビル製も
多少仕様が異なる。

例えばネックサイドのポジションマーク。
カラマズー製はオリジナルと同じサイズなのだが
ナッシュビル製は小さいゴマポジ。



僕の1986年製のリシューはゴマポジだ。



そしてカラマズー工場製は
古い職人さんにより
レスポールが組み上げられていたため
今でも評価が高いようだ。

ナッシュビル工場は若い職人さんばかり
とはいえ製作マニュアルもあったそうだから
それほど製品のバラつきもなかったとか。

どちらの工場製にしても
800台しか生産されなかったレスポール。
ある意味オリジナルよりも
貴重なのかもしれない。

もう2年くらいヒストリックは弾いていない
Leo'sか86年製リシューのどちらかばかりです。