1980年くらいにこんなこと言ってた
著名人がいた。
誰かといえばタモリさんだ。
なぜこんな発言してたのかわからないが
YMOを大絶賛し
さだまさしさんをこき下ろしていた。
さだまさしさんの曲で「防人の詩」ってのがあって
その歌詞が「海は死にますか 山は死にますか」
って具合なのだが
海も山も死なね〜〜!なんて言って
半分バカにしながらこき下ろしていた。
そしてフォークは軟弱と切り捨てた。
当時の僕はビートルズを中心にロックを聴きながら
もっともっと激しいものを求めながら
1970年代初期のフォークを少し聴いていたって感じ
フォークの進化形としてのニューミュージックに対しては
タモリさんじゃないけどほぼ似たような感覚でいた。
じゃフォークとニューミュージックの違いって何だ?
そう聞かれても明確には答えられないけど
自分の中ではハッキリわかれてる。
ただそれを推し量る物差しが複雑なので一口で言えない。
当時激しいものを求めていた僕は
ほどなくしてツェッペリンとかパープルなんて
ハードロックと出会ってのめり込んでいくわけだけど
これらも1970年代中盤に一度は聴いていた。
でも何も感じなかった。
それが1980年代頭ころにはのめり込むわけだから
自分の感覚ってどうなっているのやら?
ただタモリさんの言葉の呪縛のせいなのか
自分は昔フォークが好きだったという
後ろめたさみたいなものがあったし
それは今もどこかに持っている。
自分は所詮純粋なロックファンとは違う
といった劣等感がどうしても抜けない。
だから初対面の人には
昔フォーク聴いていたことを好んで言わなかった。
こいつ今はロックばかり聴いてるけど
昔は吉田拓郎聴いていたんだぜ〜〜って
友達にはギャグのネタみたいにされていたし。
僕がビンテージ・ギターに
興味を持ちはじめたのが1987年
そして1990年代後半まで足繁く通った
ビンテージ・ギター専門店があった。
ここで1965年製のストラトと1968年製のテレキャス
そしてビンテージじゃないけど
レスポールのレオズ・ビンテージを購入した。

ここの店主
初対面の時は無口で怖い印象だったけど
何度も通ううちに仲良しになった。
このお店最初は純粋な
ビンテージ・ギター屋さんだったけど
92年くらいから夜はライブ・バーとして
営業されてた。
この店主自身もミュージシャンで
気が向いたら専属バンドに混じって
ピアノの弾き語りで
EaglesのDesperadoをよく歌っていた。
友達も連れて行ったら
友達の方が僕よりも店主と仲良しになっていた。
ある日その友達が店主に向かって
自分の持ちネタを披露した。
こいつ今はロックばかり聴いてるけど
昔は吉田拓郎ばかり聴いていたんですよ〜〜!
笑いながらそう切り出した。
あ〜!こいつったらまた自分をネタに
言ってほしくないことを!
ホントお調子もんだな〜〜!
内心そう思っていたら
その店主ったら
お〜〜!俺も好きだったんだよな〜〜!って返事。
僕も友達も一瞬キョトンとした。
友達は見事ギャグが滑ってバツ悪そうだったけど
店主のこの一言が
タモリさんの言葉の呪縛から僕を解放してくれた。
昔付き合っていたフォークから
ロックに浮気した僕。
浮気もんの僕を世間様が許してくれた!
ずっとつきまとっていた
この浮気に対する後ろめたさが消えた。
なんだかそんな感じだった。
今振り返ってみると
自分の音楽体験って正しいロックファンからは
随分外れている感じがする。
やはりそこは劣等感として根強く残っている。
だからこそ数年前までアコギは弾かなかったし
フォークをどこか遠くへ追いやっていた。
しかしジャンルに拘らずいいな〜って思うものを
自分の感覚に正直に受け止めた音楽体験があったからこそ
曲作りにも役だっているのかな〜
なんて思ったりもしてます。
ブログで出会った音楽ファンも
みんなユニークな音楽体験されている方ばかり
自分だけじゃないんだ!
ロックもフォークも好きです。
味は違うけどどちらも美味しいんです。
今は言えるようになりました。
DEF LEPPARDご紹介させていただきます。
ぜんぜん詳しくないけど初期のこれは好きです♪
High ‘N’ Dryです。
またはhttps://youtu.be/wsGu74MmmtY