帰ってきた怖い話 | がらくた通り3丁目

がらくた通り3丁目

人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

最近の昼食はところてんばかり
飽きてきたので
昨日のお昼は北海道地場コンビニ
セイコーマートでカツ丼買って食べました。

このコンビニ
店内にHOT CHEFFなる調理場があって
ここでできたてのアツアツ弁当作ってます。
消費税込みで490円お財布に優しいです。
久しぶりに美味しかったです♪

カツ

日本バンザ〜〜イ。
15年ほど前の初夏の夕方ころ
札幌の人の往来激しいビジネス街で
若者たちが奇声をあげながら闊歩していた。

何事かと思ったが
サッカーのワールドカップが
札幌で開催されていて
日本がある試合で勝ったのだ。

それがよほど嬉しいのだろう。
この若者たちビジネスマンの先陣を切るが如く
道を支配して歩いている。
道行く人もこの若者と同じく叫びたいのだろう
この若者たちの奇行に眉をひそめるものもない
この若者たちに続けとばかりに
ニコニコしながらその後ろに続く。

札幌の街全体がサッカー一色だった。

異様な光景だった。
みんながみんな同じ方角を向いて歩く。
自分には軍隊の隊列にしか見えなかった。

あんたらが喜ぶのは勝手だし
好きに喜んでもらって結構。
だが世の中サッカー好きばかりじゃないし
ここはお前らだけの道じゃない。
ジャマだからどいてくれ。

どうもそう思っているのは自分だけのようだ。
みんなこの勝利に酔いしれてる。

会社に行けば行ったで
みんな仕事そっちのけでテレビにかじりついている。

やれやれだ。

ひとりもくもく仕事してたら
pecobro君はみんなとサッカー見ないのか?
そう声をかけてきた人がいた。

会社の営業の常務だった。
この人だけがテレビも見ず
同じ部屋で仕事していた。

この常務空気が読めないというよりも
あえて読まない人。
思ったことをズケズケ言う人
僕この人好きなんです。

常務だって自分と同じだし
それにこういうのってガラじゃないと答えた。

すると
そうだな!俺たちの仕事って
なんにでも客観的な目を持つって大切だよな。
ウンウンと頷く。

いや別にそんなんじゃなくて
この指とまれじゃないが
徒党を組むみたいなことが好きではないし
サッカーが本当に好きな方が
テレビを見て楽しむ分にはいいが
普段サッカーにも興味ないようなやつが
世間が大騒ぎだからってだけで
その雰囲気に流されて
一緒にテレビを見て応援するといった
にわかファン的なそういうものに対する嫌悪感がある。
そう答えた。

そうか!そうか!

そんな雑談してたら
部長のSとかがテレビ中継に興奮しきった様相で
ゾロゾロと自分たちの席に戻ってきた。

そしたらこの常務
開口一番
部長のSに向かってこう言い放った。

俺たちの仕事って
もっと客観的な目を持つことが大切だ!
お前ら世間の波にのまれててどうする!
なっ!そうだよな!pecobro君♪
なっ!なっ!

なんだpecobro君はサッカー見なかったのか?
部長のSは少し気まずそうな
引きつった顔を僕に向けてこう言った。

怖いもんです。