ちょっと怖い話 第一夜〈後編〉 | がらくた通り3丁目

がらくた通り3丁目

人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

踏切

発車のベルが鳴り動きだす電車。
しばらくすると入り口角にたたずむこの女の子
だんだんうつむき加減になってきました。
なんかモジモジしているようなおかしな動作。
あきらかに様子がおかしい。

やがて2つ目の駅目前になった時でした。

「ざけんなよテメー!」と

この女の子、大声で怒鳴ったと思ったら
すかさずこの子を囲んでいた3人のうちの1人
180cm以上の長身の20歳くらいの学生風な男の子に
かかとの高いハイヒールで蹴りを数発叩き込む。

たまらずその大男は床に転がり
「何ですか~」と声にならない声で叫ぶ間もなく
この大男は見た目華奢なこの女の子に首根っこ捕まれて
引きずられるようにしてこの2つ目の駅で降ろされました。

まさに目を見張る連続技!

ふと回りを見渡したらこの学生とともに
この女の子を囲んでいた残りの2人の姿がない。
忽然と消えてしまった。

僕は少し離れてしまってたから確証はないが
サラリーマン風のこの2人のうちの
どちらかが真犯人じゃなかろうかと思った。

もしあの学生が犯人じゃなかったとしたら
あまりにも可哀相。
これからの将来がメチャクチャ。

しばらく車内は静まりかえってました。

そして電車が動き出した途端。
僕の近くの男の子2人が
あれはカップルで
これはそういうプレイだったのじゃないかとか
車内で分析し始めてました。

しかしこの女の子強かったな~。

僕のこの子に対する心配など的はずれでした。

確かに着るものは個人の自由です。
ですがこんな悲しい出来事はイヤですね。
どうしたもんでしょう?

まぁ痴漢するようなやつは相手の服装なんか
関係ないのですかね?

怖いものです。