昨日の朝日新聞の記事に衝撃を受けた。
育児に悩んでいた母親が、3歳の娘を橋から落として殺害した事件。
娘が泣く、同棲相手がどんどん不機嫌になる。
娘と車で外出し、預けられる所を探し回るけど、ない。
保育園から発熱の連絡が入った時、泣きながら「もう無理…」とお迎えを拒否。
そして、この子がいなければという思いにたどりつく。
何度か市に相談したらしい。
相談員から言われたのは、
「一日一回抱きしめてあげて」
出た。
ファンタジー。
勿論、相談員はこれ以外にも有用なアドバイスをしただろう。
(そうであって欲しい)
でも、こんなに追い詰められている母親に「抱きしめてあげて」なんて、もっとも響かないセリフだ。
抱きしめることは大事。
でもこの場合、もっと具体的なことで助けられなかったのだろうか。
例えば、母親と娘が専門の施設に泊まり込んでカウンセリングを受けるとか、市からおじいちゃんおばあちゃんに協力を要請するとか。
…したのかな。
したのかもね、市は。
でもダメだったのか。
育児はファンタジーじゃない。
叱らないで抱きしめてあげて、なんて、尾木ママの育児書に任せておけばいい。
追い詰められている母親には、もっと現実的な手を差し伸べられないかなぁと思う。
が、相変わらず口喧嘩勃発。
育児は、本当に過酷だ。