さあ
雷もどこぞへ行ってしもたし
京都駅へ戻りながら
散策いたしましょう、とて
マイナスイオンたっぷりな
古都の雨上がり
少し街中へと戻って参りましたが
えっーーーー❓❗
あれ、何なに
茅の輪くぐりみたいに
くるくる巻いてあるんは
まさかの
今日二度目のおめみえ、実葛様
あんなの、見たことないわぁ……
ちよっと、見てくる
はいはい、行っといで
やっぱり、実葛❣❣❣
それにしても、なんて立派な✨✨✨
それにしても、これって、お山から
採ってきはったんやろか?
それにしても、どうやって?
一人で?
担いで持って帰ったんやろか?
そんじょそこらには、ない!から
きっと秘密の場所に違いない
それにしても、誰が
古木のような実葛をとってきて
輪っかにして玄関に飾ろう!!とか
思いついたんやろ
ああ
なんて神々しい………
ホンマはね、
この
極楽浄土の入口wwみたいな輪っか
くぐってみとおて
くぐってみとおて
ついに
誘惑に負けてしもて
こっそり、くぐってしもた
(ナイショやよ)
そしたら壁に小さな案内の紙が
ひょん、とはってあってな
よっぽど呼びかけてみよかと思ってんけど
やっぱり、ちよっと、怖いさかい
やめといた
足元の石には
今日は喫茶お休み。と書いた紙が
小石の重しの下に。
いやはや
玄関の中もなんやら、曰くありげで
京都って、ホンマにあなどれへん街
人気のない生活道路を
ふらふら歩いていても
心、奪われるものに
いつのまにやら呼び止められ
嬉しい出会いがあったりする……
そのうちの一つ
なんとも味わい深い
木製の飾り窓🐦
これは、帰宅後検索してみたら
『応接間のある戦前の建売住宅』とか
『大正文化住宅』とか、書いてあって
戦後、超裕福層がこぞって
和洋折衷な豪壮な別荘などを建て
一般庶民もあこがれたけど
そんなお金もなく
それで京都の大工さんが工夫して
ちょっとだけ洋間を町家に取り付けた
それが、大ヒット🎉
少しゆとりのある町医者みたいな人達が
意気揚々、和洋折衷文化住宅を建てた、
と読んだ記憶があるような
こちらは洋書のお店のようですが
ふふっ💓わくわくしてまうわぁ〜💓
京都人のわけわからんセンスどす💓
書店の窓も素適過ぎる
硝子も型板ガラス💓
可愛い模様がありますよ
本好きのお友達と来てたら絶対にここ
入っますけどねー
もしも、私が、家を建てるなら
木の飾り窓 つけるでしょう🎶
そうそう、どの窓も
ピカピカに磨き上げられ
京都の人の心意気を感じました
さあ、
旅も大詰め
相変わらず大通を行こうとする相方を
そっちはつまらんから
こっちやで、と誘導して
楽しきかな、路地巡り
ほら!
出たよ!
大好きな『神宮道』
あーほんまや
凄いカンやなぁー
暗くなってきたから
明るいお店にひらひら吸い寄せられ
出会いました🌟
こんなに繊細で愛らしい
硝子の器に💗
ちよっと見せて下さい
はい、どうぞ。
あらあ〜奇麗ね〜〜✨✨✨
でも、どこかで見たことあるよな……
あっ、分かった!
私のインスタに時々上がる器や
めっちゃ好きやから覚えてる
その時、知らんふりして
見せてくれてた店長さんが
えっー?
インスタ見てくれてはるんですか?
嬉しわぁ〜と
こちらにやってきはった。
繊細で綺麗でまったりした透明感が大好きなんです💞
おおきに、私は店番なんですけど
東洋子先生は良く来はるんですよ。先生の作品はここと、あと銀座のお店にしか
ないんです。
などと
女同士、話が弾みに弾み
ふと、相方が気の毒にも
外が真っ暗になったのも
気になって
この、なんとも言えない
愛らしい形と色彩の蓋付きの入れ物を
見納めとし
東洋子先生のガラス胎有線七宝〘玻璃七宝〙は私には贅沢過ぎなので
右のお椀はたっぷりお味噌汁を頂きたい私にぴったりな大きさと
気持ち華やぐ色目で選びました