夜中にかけて残された家族は、主人の車の中で待機した。

 

6月16日(木曜日)

 

 救命ICUの中にいるめいは、今日は、14時頃から足の手術をするそうだ。 

 

先生から手術や麻酔の説明、同意書を書いて待合室で待つ。

 

今回は整形外科の先生。

 

やはり、昨日の心臓のダメージで右足も非常に危険な状態です。悪いところ、筋肉が広範囲に壊死しています。

 

このままだと最悪、身体全身に悪いものがまわって敗血症などで死にいたるケースがありますので直ぐ手術した方が良いと言う説明だった。

 

足の手術は2時間程で終了したけど、終始落ち着かない気持ちだった。

 

まだ、足は縫合出来ないそう。48時間以内に傷口を洗浄する事や悪い部分を病理の検査に出すので結果が出るまで4~5日かかると言われた。

 

昨日、心臓の手術を行った先生からは、めいさんの心臓は、少し動いていますが、まだ大丈夫とは言えません。

 

肺は昨日より少し出血が減りましたとの事。

 

手術への搬入口で待機して一瞬だけ、めいの姿が見られた。管が沢山繋がっていて、10人程の医療スタッフの方がベッドサイドに取り付けてある器具などと一緒に慎重に移動されていたのを思い出す。

 

しばらくの間は、家族で大学病院の前にある入院患者さんや手術後等の家族向け宿泊施設を病院側から準備して頂きそこで待機する事にした。

自宅から通うのは、距離も遠いのでとても助かった。

 

ありがたかった。少しでも安心出来る空間に感謝。お風呂やトイレ、洗濯機、キッチン、6畳の部屋が2つあった。

 

昨日から、睡眠どころじゃなかったので少し眠る事が出来た。

 

夜中、ぱっと起きて、めいを思う。気持ちがついていけず思い出しては涙が溢れてくる。

 

めいの姉や兄(子ども達)主人 ただ一緒にいるだけで心の支えになった。特に姉のひめかは、お手伝いも率先的にやってくれた。

 

泣いてしまう私を「大丈夫だよ」と子たちは不安な中、励ましてくれた。

 

主人も「お前が泣くとみんな悲しくなるからやめてよ」と言った。

 

めいがいつもの様に元気だったら来週、ディズニーランドへ連れて行く予定だったけど、そうは、いかない。

 

めい、元気になったら絶対ディズニーランド行こうね。家族みんなでだよ。

 

 こんな経験がない、子ども達も主人も救命救急の先生方や看護師さん方に感謝しかなかった。

 

親の私が子どもに出来る事は、子どもの命と健康を守る事と思っていた。

 

救命ICUにいる、めいには付き添う事さえ出来ない。

 

今、私が出来る事ってなんだろう。

 

祈る。昨日からずっと祈っている。

 

めいは絶対大丈夫。めいは強いから。みんなで又一緒に暮らすんだよ。泣いたり、笑ったりしてね。

 

家族はみんな、めいの事思ってるよ。