映画「十一人の賊軍」を

鑑賞しました。

 

画像A

参考元

 

 

 

 

1868年、徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とした

新政府軍の間で、鳥羽伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発。

そんな中、旧幕府軍にくみする奥羽越列藩同盟軍を裏切った

新発田(しばた)藩は、捕らえていた11人の罪人に砦を守らせ、

その絶な戦いに身を投じる姿を描いています。

 

史実を元に作成された映画です。

 

 

 

あらすじ

 

 1868年(慶応4年)新潟湊。駕籠政が旅籠屋(藤屋)に駆け込み、

妻のさだが新発田藩士・仙石善右エ門に強姦された事を知り、走り出します。

 長岡藩新潟町奉行所で、奥羽越列藩同盟(旧幕府軍)の米沢藩士で

新潟総督・色部長門と参謀の斉藤主計が、新発田藩城代家老の

溝口内匠(阿部サダヲ)に

「長岡藩に援軍を出すように」と要請。

 

溝口内匠は「百姓に阻まれて」と言い訳し、色部は「出兵を断ったら

奥羽越列藩同盟を裏切ったと見なし、新発田城に攻め入る」と脅します。

 政は妻を強姦した仙石善右エ門を見つけ出し、刺し殺します。

 

政は籠に監禁され、新発田に移送される途中、

耳の聞えぬ妻さだ(長井恵理)は新発田藩の行列を止め、籠の中の

政にすがり付きます。

 新発田刑場、政と赤丹(尾上右近)が磔にされ、隣で磔にされた女が

槍で突き殺されます。

 慶応4年、日本は戊辰戦争の真っただ中にあった、薩長が率いる新政府軍は

官軍と名乗り、旧幕府軍を賊軍(鳥羽、伏見)と呼び、力で屈服させていったという。

 

鳥羽・伏見の戦い、江戸城・上野戦争・箱根戦争、長岡城の戦いなどを経て

東北に戦火が移ります。

 

長岡藩を中心に奥羽越列藩同盟を結び、小藩の新発田藩は周りの圧力で

奥羽越列藩同盟に入るも、どっちつかずの新発田藩は、奥羽越列藩同盟につくか

官軍になびくか、決断の時が迫っていたのです。


 鷲尾道場で鷲尾兵士郎(仲野太賀)達が、新政府軍と戦わない新発田藩に

不満を募らせ「同盟軍で戦う」と談義。

 

溝口内匠の腹心・入江数馬(野村周平)達がやって来て「家老が決める。

お前たちを引っ立てる」と言うので、鷲尾と入江が戦うことに。

 すると、道場の塀の向こうの家が火事が発生、

女郎のなつが、子を堕ろされた恨みで贔屓の客の男の家に火をつけ、

捕まり、引導(千原せいじ)などがいる刑場の牢に入れられます。

 長岡城官軍本陣。官軍先鋒総督府の参謀の山縣狂介(玉木宏)と軍監の

岩村精一郎は、作戦を立てます。

参考元 画像Aと同じ

 

新発田藩の新潟湊は、旧幕府軍が洋式兵器を輸送する重要拠点「心臓」

であるので、新発田藩を官軍に入れようと考えます。

 新発田藩の若い藩主・溝口直正 (柴崎楓雅)は、家臣が頭の上に

持った扇を銃で撃つ困りもの。

 

直正は「どうせ官軍が勝つ」と官軍入りを望みますが、内匠は

「兵を出さねば、同盟軍が城にやってくる」と反対します。

 夜中、政を死んだ兄だと思い込んだノロ(佐久本宝)が、磔になった政の縄を

斬って逃がすものの、ノロは直ぐに捕まり、逃げた政も捕まってしまいます。

 官軍参謀の山縣より新発田藩へ「直正に会いたい。明日、先遣隊を

新発田城に送る」と連絡が届くと、内匠は「明日、同盟軍が新発田城に来る。

鉢合わせしたら、戦が始まる」と焦りはじめます。

 鷲尾道場に、かつて兵士郎の父の鍛門下生だった内匠が来て、

兵士郎に「新発田のために命を賭ける者とみた」と特命を告げます。

 刑場で、政と赤丹はのこぎり引きの刑にされようとしていた、ちょうど

その時、兵士郎達が来て、処刑をやめさせ、罪人10人に「官軍との戦に

力を貸してほしい。境の砦を守ってほしい。役目が終わったら、

無罪放免にする」と頼むのです。

 

入江は「歯向かったら、向こうのコロリ(コレラ)の牢に入れる。

どっちを選ぶ?」と迫ります。

 侍殺しの政、賭博罪の赤丹、火付けのなつ、脱獄幇助のノロ、

坊主でありながら、檀家の娘を手込めにした女犯の引導、

医学を学ぶためロシアへ密航した罪で捕まった

医者のおろしや、一家心中の三途、姦通の二枚目、

辻斬りの悪党、強盗殺人の爺っぁんの10人の罪人は、夜中、

長岡藩の足軽の扮装をして荷物を持って移動して、山中の砦に

やって来ます。

【1日目。慶応4年7月22日】

 内匠は、直正を無理やり城の奥に連れこみます。

 

なんと、奥羽越列藩同盟の色部長門(松角洋平)と

斉藤主計(駿河太郞)が大勢の兵隊を率いて新発田城へやって

来て、内匠に「若君に面会したい」と申し出たのです。

 

 

内匠は「殿は、体を壊している。静養中だ」ととっさに誤魔化します。

 

色部達は酒を要求して呑み、内匠は「せいぜい今、楽しませておけばいい。

そのため決死隊を送り込んでいる」と呟くのです。




 砦で入江が罪人達に「一人でも抜け駆けすれば、無罪は取り消す。

謀反は貴様らの手で防げ」と告げ、危険人物の辻斬りの手枷が外される。

皆で丸太を運び、砦の防護柵を修理をし始めます。

参考元 画像Aと同じ

物見櫓で入江は「官軍が吊り橋を通った時に、鉄砲で威嚇する」と

指示。

 

鷲尾が「持って、せいぜい2日」と言うと、入江は「新発田城が安全に

なったら烽火が出る。それまで持てばいい」と教え、おろしやが

「橋を落とせばいい」と提案すると、入江は「橋を落とせば、

戦の後の貿易ができない」と答えます。

 ノロとなつが山で薪拾いをしていると、ノロが臭い黒い水を見つけます。

 砦の本丸でなつが作った飯を皆が食べ、入江達決死隊の侍が「戦況が

悪化したら橋を落とす」「逃げ腰でどうする」と話します。

 

三途が「旨い飯だ」と泣きながら食べ、罪人達は自己紹介。

 

食事中に政が逃げ出し、砦の門を開け、吊り橋を渡ります。

 

それを見つけた他の罪人達と鷲尾達が追いかけて行くと、官軍の先遣隊がやって

来るのが見え、一行は草むらに身を隠します。

水本正虎と水本正鷹が率いる官軍の先遣隊が、谷に架かる吊り橋まで

やって来るが、砦に長岡藩の旗印「五間はしご」があり、奇妙に感じますが、

同盟軍はいないはずで、砦の門が開いているので、一安心。

 カマキリを捕まえたノロが動き、官軍に見つかってしまいます。

 

仕方なく鷲尾が草むらから飛び出して「我が領内に断りもなく入るのは誰だ?」と

戦い、官軍兵士を斬ります。

 

官軍にやられそうになった鷲尾を政が助け、それを見た辻斬りや爺っつぁんも、

官軍を次々に斬り、新発田藩士は怖気づいて戦わず、

 さらに官軍は鉄砲を撃ってくるので、決死隊は吊り橋を渡って砦に戻るのです。

参考元 画像Aと同じ

 

決死隊を追って吊り橋を渡ろうとした官軍隊長が橋から落ち、

おろしやが物見櫓から、橋を渡ろうとする官軍に鉄砲を撃って援護し、

決死隊は砦に戻ります。

 

官軍は一旦撤退し、「五間はしご」の旗を持ち帰り、
裏切り者の政は、手枷をはめられて木に縛られます。

参考元 画像Aと同じ

 

鷲尾が「なぜ死に急ぐ。お触れが他国にも回っていて、

お主が生きる所はない。

役目を果たせば、女房の所に帰れる」と諭すも、

政は「新発田のために働くのはまっぴらご免だ」と言い返すのです。

 

鷲尾は「今日は助けられたので見逃すが、また同じことをしたら斬る」と警告。

 長岡城官軍本陣。山縣と岩村は、砦で交戦があったと報告を聞き、

岩村は「五間はしご」の旗を見て「長岡の旗印だったと、本当か?

まだ兵があったとは」と驚きます。

 

山縣は「まず、この砦じゃ」と命じます。

 溝口内匠野家で、娘の加奈( 木竜麻生)が、婚約者の入江数馬の

決死隊が行った場所を探っていることが発覚。

 

「同盟軍は、よっぽど新発田が大事なんだな。」と内匠

 

内匠の娘である溝口加奈が口を挟むと「女が夫となる人を

探り、祭りごとに口を出すな。破談にする気か?

悪いようにはせん。」と内匠

 

母のみね(西田尚美)が「父上に任せなさい」と注意。
 

加奈は、お腹を抱え、痛みにこらえている様子。

 

実は、加奈は入江の子を身ごもっていたのです。

 新発田城内で、村娘が同盟軍の兵士に握り飯を配り、

同盟軍の色部は、待遇が良いのに喜び、内匠は同盟軍に早く場内から

出て行ってもらい、官軍を迎え入れたいので「出陣の承諾を殿から得ているので、

出陣の準備を」とせかすのです。

 

だが、色部は「若君をここに連れて来い。それまで動かない」ときっぱり。

【2日目。慶応4年7月23日】

 砦では新発田城からの狼煙を待つも、なかなか上がらず気をもみます。

 

坊主の引導は、死んだ者の供養にとお経をあげます。

 ノロは倉庫から持ってきた焙烙(ほうろく)玉(手榴弾)を、

縛られた政の周りに転がして遊び、政になつが「可愛い弟じゃないか。

飯食え」と、無理やり握り飯を食べさせます。

 

なつは「残された女房はどうなる?人殺しの女房は、乞食か女郎に

売られるのが関の山。無罪放免になって帰るしかない」と諭すのです。

 

なつはノロのことを「有名な花火師の息子。ノロが原因で

花火が爆発して兄が死んだ」と教え、政が「俺と似ているのか?」と聞くと、

「似ていない」と答えます。

物見櫓でおろしやが望遠鏡で見ると、先ほどよりも多い官軍が

吊り橋の前に集結。



 本丸では赤丹が新発田藩士の荒井とサイコロ賭博をして、

赤丹が勝ってお金とお酒を手に入れます。

 

いかさまがバレて、荒井が赤丹に斬りつけ、

鷲尾が「殺すと困るのは新発田藩だ」止め、赤丹は

「この人は官軍も殺せない」と馬鹿にします。

 なつが川で洗濯をしていると、新発田藩士の荒井と小暮の姿が。

 

なつは、物陰に隠れると、二人の会話に聞き耳をたてます。

 

荒井は「罪人と一緒に生活するだけで嫌だ」と文句を言うと、

小暮は「役目を終えれば、全員口封じで殺す」と宥める。

なつは、無罪放免でないことを知るのです。

 物見櫓から監視していた者が、世良荘一郎が率いる大砲を持った

官軍が来るのを見て、早鐘を打つと、

官軍が大砲を打ち、小暮の傍で爆発して倒れます。

 

 

鷲尾は小暮から鍵を取り、

政を開放。

 

本丸にも大砲が当たり、破壊され、

鷲尾は「撃ち合って勝ち目はない。わしに考えがある」と言います。

 水本正虎が率いる官軍が吊り橋を渡り、開いている門から中を見ると、

人はいないが煙で視界が利かない。

中に入ると門が閉まり、後ろの官軍が入れない。

煙に紛れて、爺っつぁん、鷲尾、入江、辻斬り達が、

門の中の官軍を斬ります。

 なつとノロがわらを燃やして煙幕を出しているのを見た官軍は、

彼らを大砲で撃ち、なつとノロは逃げ出します。

 物見櫓から政とおろしやと赤丹が銃を撃って援護するも

旧式の銃でいちいち銃身に弾を込めなければならないので、

連射できず、官軍は大砲で物見櫓を破壊。

 

二枚目が爆発で顔に火傷を負い、

赤丹が銃で応戦。

 門が開き、官軍の援軍が入ってくると、乱戦になり、辻斬りが三途を

盾にしながら官軍を斬り、鷲尾も味方を助けながら戦います。

 本丸の中で引導が、念仏を唱えていると、本丸の前にも官軍が来て、

ノロが焙烙玉に火を点けて投げ爆発させ、官軍の水本正虎が倒れます。

 

ノロはもう1つの焙烙玉を、官軍に囲まれた辻斬りに投げ、

辻斬りが焙烙玉を受け取り、官軍を巻き添えに自爆。

 鷲尾は官軍の隊長・水本正虎を人質にし、柱に縛って物見櫓に

掲げ、砦の中の官軍は撤退。

 

鷲尾はノロに感謝し、もっと焙烙玉をつくれるか聞くと、

ノロは「黒い水を混ぜると、もっと凄いのが出来る」と伝えます。

 本丸の中で、政が銃を新発田藩士に向け「役目が終わっても、

俺達を無罪放免にする気はないぞ」と教えます。

 

なつも「侍が、役目が終われば口封じに皆殺しにすると言っていた」と

口添えします。

 

鷲尾は「役目を終えれば無罪放免にすると、家老が直々に言っていた。

入江、誠か?白状しろ」と迫ると、入江は「こ奴の言う通り、

任が終われば口封じしろとの達しだ」と認めます。

 寺に隠された若殿が「同盟軍に城を取られるとは」と怒ると、

内匠は「同盟軍を欺くのはこれしかない」と教える。

砦の本丸で入江が「同盟軍が新発田城から出ると官軍を迎え入れ

無血開城する」と教える。鷲尾が「なぜ長岡の旗を?」と聞くと、

「官軍を欺くため」と答え、赤丹が「いかさまは、お前の方だ」と激怒。

 

鷲尾は「だから口封じを。長岡藩の旗は、新発田藩でないと

偽装するため」と理解します。

 入江が赤井を斬り殺し「騙して済まなかった。このわしが

ご家老様を説得して、必ず無罪放免にする」と土下座して謝罪。

 

政が入江を殺そうとするも、おろしやが「無罪放免になるには、この人を

頼る他ない」と止め、なつも「今の言葉、飲み込むんじゃない」と確認。

 

鷲尾は外で素振り。

 内匠の部下・寺田惣次郎(吉沢悠)は「同盟軍を早く出さなければ、

官軍と鉢合わせする」と焦っていると、内匠の妻みねが内匠に

「加奈がいない。お腹の中に入江の子が」と伝えます。

【3日目。慶応4年7月24日】

 

お墓をつるく賊軍

 

島津「話をきかれい。むごいことをするの」

 ノロは焙烙玉をせっせと作り、官軍先遣隊の水本正鷹(ナダル)が

砦の決死隊に向かって

「お前達と戦をする気はない。門を開けて捕虜を解放しろ。

お前たちが降伏すれば官軍に受け入れる。この提案を受け入れないなら、

賊と見なす」と最後通告。

 それを聞いた政は「許してくれるって」と乗り気になります。

 

入江は「わしは残る。官軍が城下に入れば終わりだ。家老の婿らしいことを

させてくれ」と話します。

 

罪人達は武器を置いて降伏しようと砦から出て来ると

鷲尾は銃で捕虜の水本正虎を撃ちます。

 

それを見た正虎の弟・水本正鷹は「あれが賊の返答。戦の用意だ」と腹を立てます。

 政は鷲尾を殴り、鷲尾は「官軍を入れたら、新発田は戦禍にまみれる。

父も母も死ぬ。俺達が守る」と言うと、ノロも「弔い合戦じゃ。

絶対に負ける訳にはいかない」とやる気になるのです。

 同盟軍・色部は「今日こそは若君と面会したい。直接若君の

気持ちを聞きたい」と迫ると、

内匠は「百姓が幾度となく出兵を邪魔したのは、方便でない事を見せる」と。

 

縄に繋がれた10人ほどの百姓が連れ出され、内匠は次々に首を斬り、

色部は「気が狂ったか?」と驚きます。

 

 

斉藤は「あいつ、わしらが出陣するまで

殺し続けるつもりだ」と悟るのです。

 

色部は「出陣の準備じゃ」と城から出ると決心。

 嵐、鷲尾は「橋を落とす。焙烙玉は雨でも大丈夫か?」と聞くと、

ノロは「黒い水を混ぜた。雨に負けない」と答えます。

 加奈が砦に到着し、重傷で寝ていた入江が驚きます。

加奈は「私もここで戦う」と。

 

博打をやっている賊軍、サイコロ、ぞろ目。

 

「いかさま。コケにしおって。見下して」とケンカ



政は砦を出て橋を渡り、官軍に「官軍に入れてくれ」と頼みます。

 

政は手土産に籠の中の荒井の首を出し「新発田の侍だ」と見せ、

水本正鷹は、砦の旗や足軽の紋様が長岡藩ですが、兵は新発田藩だったと

知り「全て新発田の猿芝居だったとは。新発田と戦がしたくなった」と言います。

 政は逃走するも、直ぐに官軍に捕まり、首を斬られそうになり、

政を追って来たノロが焙烙玉を投げ、焚火に落ちます。

 

それを見た政はとっさに隠れ、爆発によって官軍の兵がやられます。

 その頃、橋の真ん中に鷲尾、引導、二枚目たちが、焙烙玉が多数入った袋を

仕掛け、導火線で点火しようとしますが、導火線が雨で濡れて火がつかず、

二枚目が引導に貰った袈裟に火を点け、自分が犠牲になって焙烙玉に直接火を

点け、政とノロが橋を渡って来る途中で、爆破されて橋が破壊され、

政とノロは川に落ちます。

 入江は加奈に「兵士郎に」と刀を渡すと、息を引き取ります。

 

おろしやは「無罪放免を約束する人がいなくなった」と落胆、

10人の罪人が半分に減っていた。狼煙はまだ上がらず、
政がノロを連れてきます。

 

医者のおろしやが脈を診ると、ノロは死んでいると判断、

坊主の引導がお経をあげます。

 内匠は里村官治に「同盟軍が城を出しだい、狼煙を上げろ」と命じ、

色部は同盟軍の兵士に出陣を命じます。

 

しかし、色部が疑問に思って、内匠が首を斬った百姓の顔の布を取ると、

コロリの患者だったのです。

 内匠は、同盟軍がまだ出陣していないのを見て焦り、

色部が来て「お前達の猿芝居に騙された。まさか官軍に寝返るとは。

コロリの病人を百姓と偽った。腹を切れ」と詰め寄ります。

 ノロの遺体の脇に政が座っていると、なつが酒を勧めますが、

政は断り、なつは「ノロはお前が先にやられるのが辛かった。

大好きな兄貴を守って死んで本望だ」と話すのです。

 

 

政は「俺がいると、みんな不幸にする」と

言うと、なつは「ここの連中は、みんな一緒。

こんなところで死んでたまるか」と話しているうちに、ノロが

息を吹き返し、政はノロを抱きしめます。

 皆が焚火の周りで踊っていると、加奈は入江の刀を鷲尾に挙げ

「悲しんでばかりはいけない。私が罪人の無罪放免を父に頼む」と

約束。

 ノロは水筒に裏山の黒い水を汲んでおり、この山一帯から黒い水が

出ていると話すのです。

 

鷲尾が望遠鏡で見ると、官軍の陣地の真上の崖に油の採掘井戸があることに

気づき、

「焙烙玉をあそこに放り込めば、官軍は木っ端微塵だ」と思いつきます。

 

どうやって向こう岸に行くか考えていると、政が「橋の綱を伝わって渡れる。今やろう」と

提案。

 

官軍は、襲ってこないと思っているので、暗闇に紛れて決行する事に。



 決死隊が落ちそうになりながら、綱を伝わって向こう岸に渡り、

渡った後、山に登り、加奈となつは、加奈が乗ってきた馬で夜明け前までに

城下に戻ります。

 新発田城では内匠の切腹の準備が行われ、若殿も見まもります。

 官軍本部では山縣が「新発田の芝居だった。戦するつもりはなかった。

砦は足止めだった」と先遣隊からの報告を受けます。

 

岩村は「新発田、騙したな」と怒り、山縣は「新潟湊を奪う。

崖を迂回して新発田に向かう」と命じます。

 内匠が切腹しようとした時、伝令から「官軍が城に攻め入った」との

連絡が来る。斎藤は急いで出かけ、若殿が内匠に

「お前が死んだらわしはどうなる?」と言い寄り、切腹を止めさせます。

決死隊一行が崖の上に登り、ノロが黒い水がある場所を教え、

一行が地面を掘ると、黒い水が大量に噴き出し、崖の下の官軍の陣地に流れて

いきます。

 官軍の陣地に、伝令が「同盟軍が城に攻め入った。出陣だ。

新発田の説得は失敗した」と連絡。

 

官軍陣地には、いつの間にか黒い水が流れ込んでいた。政が焙烙玉に火を点けて、

下の官軍陣地に投げ込むと大爆発が起きます。

参考元 画像Aと同じ

 

馬は逃げ、一面焼け野原に。

 爆発が崖の上でも起き、決死隊が崖の下に落ち、

官軍が決死隊を見つけ、鷲尾、爺っつぁんと斬り合いになり、

おろしやは腕に火傷し、官軍に撃たれ、

引導と赤丹は逃げ出します。

参考元 画像Aと同じ

 爺っつぁんは数人の官軍相手に刀で斬りあい、その後、槍を武器に戦います。

 

実は、爺っつぁんは長州出身の剣術家だったという。

参考元 画像Aと同じ

 

敵将2人を相手に次第に傷を負い、

腕を切り落とされ、首を斬られて死ぬ。鷲尾が仇を討ち、

敵将2人を殺します。

 

小数になった新政府軍は撤退。

 鷲尾と政は橋の綱を渡って砦に戻る。先に戻っていた引導と

赤丹が縄を切り落とし、完全に橋を破壊。

 朝、加奈と夏は馬に乗って新発田城下に戻ると、狼煙が上がります。

【4日目。慶応4年7月25日】

 匠は娘・加奈の無事を喜ぶ。加奈は鷲尾に情をかけるようにと、

罪人の無罪放免を願いでます。

 新発田城に入場した官軍の山縣は、若殿・直正と家老・内匠に面会、

山縣は「五間はしご」の旗を見せ「この旗印の者は?」と聞きます。

 加奈は屋敷の外で、沢山の小判を与えると、無言で家に戻ります。

砦では、政が妻の元に帰ろうとすると、ノロが一緒に行くと言うが、

「兄じゃない」と言い放ち、一人で山道を帰ります。

 

途中で、溝口内匠が沢山の新発田軍の兵を連れて砦に向かっていたため

隠れ、政は不審に思って後を追います。

参考元 画像Aと同じ

 鷲尾が城下に戻ると言うと、引導は死んだ者の供養のために残ると言い出し

そこに内匠と新発田軍がやって来ます。

 

 

無罪放免の実行に来たと思った鷲尾、引導、赤丹、ノロは武器を置いて向かいます。

 

新発田軍は4人に向かって銃を撃ち、引導と赤丹が撃ち殺され、鷲尾とノロは

物陰に隠れます。

 内匠は鷲尾に「おぬしには情けをかけてほしいと加奈に頼まれた。

罪人は残っているか?」と言います。

 

鷲尾は「貴様のような卑怯者は許さない」と答え、内匠は「歯向かえば罪人と見なす」と

言うと、鷲尾は「わしは11人目の賊軍だ」と刀を抜いて新発田軍と戦うのです。

参考元 画像Aと同じ

 物陰に隠れていたノロのところに政が来て、逃げるように言うも、ノロは嫌がり

政は「お前には何度も助けられた。兄らしい事させてくれ」と言って、

自分の手ぬぐいをあげます。

 

 

ノロに焙烙玉があるか聞き、湿気たのなら小屋に数個あると言うのです。

 鷲尾は新発田兵に斬られ、満身創痍に、鷲尾は内匠に、直心影流剣術で

1対1で戦うように言います。

参考元 画像Aと同じ

 

内匠は刀を抜くが、懐から出した小銃で鷲尾を撃ち、

鷲尾は新発田兵から撃たれ、斬られ、倒れます。

 それを見た政は茫然とし、内匠は「始末しろ」と命令。

 

政は小屋の焙烙玉を沢山籠に詰め、逃げると新発田兵が追ってきます。

 

政は物見櫓に登り、新発田兵に取り押さえられながら焙烙玉に火を点けると

爆発が起こり、政は新発田兵を道連れに自爆。

 

 

それを見たノロが泣き出します。

山縣は「同盟軍の心臓を手に入れた」と喜び、内匠は「決死隊の首です」と

鷲尾の首を山縣に献上します。

 慶応4年7月25日。新発田軍が新潟湊を攻め落とし、

新発田藩の町人は「長岡のようにならなくて良かった」

「新発田は城と民を守った」と喜ぶのです。

 父が裏切り者と知った加奈は自害。

 

加奈の死体を見た内匠は

「なぜだ。許せ。許せ加奈。こうするしかなかった。

許してくれ」と泣くのです。

 女郎部屋で働くさだをなつとノロが呼び出し、加奈から貰った小判を渡し

「これで見受けしな」と言います。

 

何の事か分からないさだは、断りますが、ノロの首に政の手拭いを見つけ、

嫌がるノロから、なつが手拭いをさだに渡すのです。

 

全てを悟ったさだは、その場に泣き崩れます。

 

なつは「あんたの旦那は、最後までここに戻ろうとした。

あの馬鹿の分まで幸せになるんだぞ」と言い残し、ノロと去ってゆきます。

 

溝口内匠は、近隣からは、悪く言われたものの、

新潟を守ったということで、自分の街の人々からは

感謝されたという。

 

参考元

 

 
今回は、引用を多くしました。
 
キャスト
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
参考元

 

 
杉山壮一郎は、薩摩藩島津の旗をなびかせていたのです。
 
スタッフ
 
原案 - 笠原和夫
監督 - 白石和彌
脚本 - 池上純哉
音楽 - 松隈ケンタ
キャンペーンソング - Dragon Ash「Straight Up feat. JESSE」
企画・プロデュース - 紀伊宗之
プロデューサー - 高橋大典
ラインプロデューサー - 鈴木嘉弘
キャスティングプロデューサー - 田端利江
音楽プロデューサー - 津島玄一
撮影 - 池田直矢
照明 - 舘野秀樹
録音 - 浦田和治
美術 - 沖原正純
装飾 - 郷原慶太
小道具 - 松永一太
編集 - 加藤ひとみ
音響効果 - 柴崎憲治
衣装 - 大塚満
メイク床山 - 山下みどり
特殊メイク - 中田彰輝
アクションコーディネーター - 吉田浩之
操演 - 宇田川幸夫
ガンエフェクト - 早川光
シニアVFXスーパーバイザー - 尾上克郎
特撮VFXスーパーバイザー - 神谷誠
監督補 - 松尾浩道
助監督 - 藤江儀全
制作担当 - 松村隆司
配給 - 東映
制作プロダクション - ドラゴンフライエンタテインメント
製作 -「十一人の賊軍」製作委員会(東映、KADOKAWA、
朝日放送テレビ、コーエーテクモゲームス、LINEヤフー、
講談社、ドラゴンフライエンタテインメント、東映ビデオ、報知新聞社)
 
エンドロールには、
吉村文雄、金子保之、
Saito Kaoru、猪野又健
松永一太、野村愛
平沼仁貴、服部春奈
岡けんじ、玉村昴暉
内ヶ崎ツトム、原田
田口あづさ、すみだ
岡野あやか、今井ミカ
久保田瑠生、前田洋介
ジョゼフ・アンソニー
ジェイムズ・ミカ・ワヤ
小川真依、小沼光太郎
日高、堀彩子,金子ゆづ
高田志織、和田賢二
滝沢優奈、毛利匠太
渡邊蘭子、清水さくら
川島翔太郎、八木康明
大田佳代、神楽坂淳
竹内彩夏、石原蓮
玉井雅利、服部亮
野村つかさ、小林未来
笠原眞喜子、鶴巻康志
飯田畳店、鎌倉ひなみ
ジェイムズ・ミヤカワ
吉本興業、真田邸
TITLE AYA
風間智恵子、金村圭祐
田島稜、鹿森大輝
 
川崎出 ドラゴンフライ
 
などなど。
 
簡単に言うと、新潟の人達が
どちらについたかということですよね。
 
新潟⇒もちろん、文部科学大臣(第17代)、外務大臣(第126代)、
科学技術庁長官(第52代)、衆議院議員(6期)、
衆議院外務委員長・文部科学委員長、新潟放送取締役などを
歴任した田中真紀子さん
 
パリ日本人学校の玉村晶子の父は、
新潟出身
 
葉山小・中学生同級生伊藤知恵子(関浪)は
夫の実家新潟在住
 
中央大学同級生平田寿樹君、板垣憲一君
中央大学先輩石井正彦さん、石山由里江さん実家
 
 
D会亡き川キミさんの孫在住、たいが君他ですよ。
 
女郎⇒遊郭の先祖がいるのは、血のつながりのない親戚
D会長田家です。
 
私たちとは、無関係ですよ!!!
 
一緒にしないでください!!!
 
心臓⇒本「アトムの心臓」
父の元日商岩井(現双日)原子力部
 
 
 
徳川が勝つことないですよ。