むかしむかしある村で、10人の村人が生活していました。

その村の山には金山があり、たいへん豊かな村でした。


1人がその山の所有者で、8人はその金山で働いていました。

金はザクザク出てくるので、よその町から美味しい食べ物や、

きれいな服を買って帰り、たいへん豊かな生活ができました。


あとの1人は何をしていたのかといいますと、毎日毎日ただ

ひたすら畑を耕し、畑を大きくしていきました。


ある日、突然金脈が尽き、まったく金がとれなくなりました。

その山の所有者はあわてて、1人で畑を耕していた男に

言いました。


よその町に野菜を売りたいので、今その耕した畑を売ってくれ。


その答えは

よその町に売る前にまず自分で野菜を育ててみて、それから

値段を決めて売れるようになるまでは畑は譲れません。


と言ったそうです。