昨年から派遣切りがマスコミの飛びつく材料になっています。

まあよくもあんなに悲惨に演出できるもんだと感心させられる。

さも今回の金融恐慌でこんなになってしまったと思いこまされる。

過剰に不安感や恐怖心をあおる映像に仕上がっています。


製造業が期間社員などをバッサリとカットする例は今までにも

たくさんあったと思います。

大恐慌が来た、派遣が全員切られた、という視聴者の恐怖心を

あおりたいかのようなお祭り騒ぎ的な報道です。

他人の不幸は蜜の味なんですね。

今の報道関係者にはそんな人が社内的にも有利なんでしょう。


バブルの頃でも派遣の仕事はありましたが、当時はボーナスが

無い分、派遣社員は毎月の手取りが良いことから派遣を選択する

人が多くいたように思います。

いつ切られるか判らない分、給料は若干ながら正社員よりは

良かったように思います。

個人事業者として、営業職の業務請負をする場合などは月収60万円

くらいの人もいました。

実際には良い面もあったのです。


派遣法改正後、派遣会社が一気に増えました。

小資本で起業でき、不景気に強いといわれる派遣会社が増えたため、

派遣登録者は競争の犠牲になったのです。

新規参入の企業が人を使って叩きあいこをしたために派遣価格は

下落し、派遣社員の給料も当然下がりました。

不安定なうえに賃金も安い、しかしこの不景気な中で中途採用の

門は狭く、やむなく派遣を選択するしかないという構造ができあがった

ように思います。

価格が下がっても派遣会社自体の利益率は人を安く使うことによって

守られます。企業のニーズの広がりに合わせて仕事量を多く、薄利多売

に業界全体が移行していったように見えました。


派遣のかたちもいろいろになり、日雇いのような形態に特化した会社や

年間契約に特化した会社もあり、登録する派遣会社を間違うと自分の

希望した条件に当てはまらない仕事の紹介しか受けられない場合も

あるので、その結果、1人が複数の派遣会社に登録しておく傾向も仕事が

分散してまとまった仕事が入ってこない悪循環を生んだように思います。


現代の社会にはモラルなど必要無いようです。

ひと昔前は、「会社は人なり、会社は社中なり」と言って、企業の社会の

中での役割を経営者も考えながら経営をしていたと思います。

今は自分だけが生き抜く道だけを考える。といったところでしょうか。

来月の運転資金に苦労する零細企業の社長のやり方ですよ。

おっと、こういう書き方だと零細企業の社長全員をいっていることに

なるので、失言でした。すみません、もののたとえです。


ま、これは私のことなんですけど・・・

こんなこと書いてるから儲からないんだな。(涙)