とてもいい天気です

順不同で
こういう昔の有名な犬の写真を羅列する場合
年代毎に並べたいけどバラバラに保存してあり
なかなか巧く順番通りにとは行かなくて


ドーベルマンて何を求めてこの戦後90年くらいか
改良されてきたのかといえば
今居るドーベルマンの姿を見たそのまま
そのものとも言えると思うんです


私の子供の頃だと
35年とか前ですけどその頃でももうかなり今と同じような犬は居るには居て
そうは大差なかったかもしれません

ただそれはトップクラスの犬の話で
でも日本というのは結構輸入されていたし
有力な繁殖家が何人か居て
その時代その時代でしっかり改良していたというか

バンビースプライド ハラセガルデン
イースタンキャッスルササダ 
フクヤマコバヤシ ビッグジャガー
ルイスハイム トップディレクション
他にも色々ありましたけど

私が一番リアルタイムで見たので印象的だった
エレクトラズザウインドウォーカーにダーラフランケンホルストを混ぜていたルイスハイムさんが居て

コレはマリエンバーグがサンホークとデクスター混ぜてるのにかなり近い事を日本でやっていた訳です

おそらく意図的にされていたのは意識していたであろうことは間違いないと思うのです

古くはレックスvフォーレルとかフリントvフォーレルが日本に来てうちのには入ってますけど

更にはバンビースプライドはドンダヤンフランケンホルストの母犬はオリーブvバンピースプライド
日本産の元祖逆輸入犬ですから
返したというのが実際でしょうけど
オーデンvフォーレルとリタvフォーレルの娘がオリーブで、そんなのを輸入してたのも凄いけど……
オランダへ渡りフランケンホルストで台牝になってるわけです


それはともかく
昔の犬って大半は小さくて 
そんな大きな犬というのはあまり居ないんです
顔とか足は細くなるし
あとヨーロッパ系となると毛が長い
毛の長いのが多いんです

実際に今見たら……これではな😓という感じだと思うんです
胸なんかも肘まで無い犬とかたくさんいたし

あと背中ですよね
オシリの丸い腰の丸いのとか
背の弛んだようなのとか



それは更に昔のドーベルマンの原種みたいなのの写真とかありますから
そういうのを見てもらうと
納得できるというのか
小さくて足短くて顔は日本犬みたいな顔して

アメリカの原種のドーベルマンと
ヨーロッパの原種のドーベルマンと少し違いますから
あればでも遡ると同じモノに辿り着くのか🤔

戦争でドイツが負けてアメリカが良い犬を連れて行きそれで作り
ヨーロッパは残ったやつで作った……という説もあるけど
まぁ調べたらわかるんでしょうけど定かではないでしょう
一般にはアメリカはランチョドーベス
ランチョドーベスストームとかなんですかね
ヨーロッパは🤔ド忘れですよ……
あ ルンプ ルンプvハーゲンストルツか

それが祖だと言われてるけどその親もいるけど🤣

犬的には孫のブライアンvフォーレルから一気に犬が良くなってるのでそこからだと思うんです
あのフォーレルの一連のシリーズはルンプの孫あたりになるけど何故あんなに一気に犬が近代化してるのか🤔
私は謎に思うけど

親父と話ししてたのでは
戦争とか関係あるのかなって
餌とか飼育法が世の中の情勢が良くなり餌が良くなったとかそれで犬がよく育つとか
そんな事かなぁと話ししてた記憶があります



どっちにしてもフォーレルのラインブリードをして
大きくて姿のイイのを固定化するような手法で大体の基礎を作ったというのが実際でしょう

毛が長いとか小さいとか
気性的なことも粗野な粗暴な性格をある程度は安定したモノにしていくというのは必ずあったと思われます

バロンブライアンハロスベルグが素晴らしい犬ですから息子のニンジョも素晴らしいけど母犬がまたカリナで超名犬ですから
種犬としても成功は子犬の頃から約束されていたようなものだったと思うんですよね
ニンジョノルデンシュタム




こういう昔の犬で骨量あって背が真っすぐで
こんなのはなかなか出ない希少な存在だったわけで
そういう犬は種牡としてたくさん使われて子孫が残り
似た犬が残って改良されていく仕組みですね

ブロンコvゼン





この犬はジノゴメスチトネの息子で
ジノゴメスというのはこの手のともかく背の直線のスカッとした犬を出す
遺伝してました
タヒレメゲレット







これはガーモンの影響か
ガーモンというのは骨量と前足の長さ大きさと
直線のトップラインと兼ね備えた
これはグラーフクリーヌスとかヘルトークアルファから代々の
この犬はそれをかしっかり受け継いでいた犬でしょうね
ティガースロバノイスタイ





これが特にトップラインの権化というのか
キ甲の後ろの断とか凹みとか腰の丸さとか
尻の丸さとかを一切排除した
ジノゴメスチトネ


その代わり骨量とかは下げてあるというのか
落ちるんですけど

作り方もあると思うんです
あまり無駄肉をつけないで
ともかく背に肉を付けない事をしながら

でも親とか
両親は同腹ですから兄弟で交配してあり
祖母の父のルシファーロベリンとか
父の父のプリンツノルデンシュタムの影響か
ともかくトップラインの犬ではないかなと

日本にはグラフィンヒドラネールランズシュタムが来てうちの犬もその末裔ですけど
ヒドラはこの犬の代表的な直子の1頭であり
かなり特徴を持っていて
良い犬でした






独特なんですよね
原種の粗野さとか粗暴さというのは完全に排除したような姿がコレだと
言えると思うんです
短い毛
真っ直ぐな背中
長い手足
長い顔スラリとスマートな容姿
こういうのは、更に昔の原種みたいなドーベルマンの姿から言えば間逆な外貌でしょう



基本的にはヨーロッパには骨量が豊富なヘヴィウェイトなタイプが多いわけですから

そこにこのようなイタリアの犬を混ぜることによって
更にキレイに粗野さを排除していった
排除した結果がこの犬だととも言えるでしょう






結局はスッキリとしたキレイなトップラインだとか
安定した性質だとかを求めてきたと私には見えるけど

それをアメリカの犬を入れることでキレイにするとか
ヨーロッパでもその中で特にキレイなモノだけを選別してそれを親にして固めていくとかそういうことをしてきたわけでしょう


オーカスvルイスハイム

アリシアにはオーカスとかも入ってるんですよ
この犬が入っている犬は今現在ではほとんどいないと思います




エールアラモスチトネ

エールアラモスはチトネ晩年の傑作でしょうけど
この犬はマリエンバーグ入ってますから
サンホークですから
30年とか前に仕込んだサンホークが
この犬の父のパトスクアレスニアーがサンホークの末裔で
母のラモナラッシチトネもサンホークなんです……長い時間をかけて結局こうやってまとめ上げて
独特でもあるし
この犬の場合はクイラムカシムチトネのマリエンバーグと





母のIDCジーゲリン ラモナラッシチトネの母系がゾエフランケンホルストなんですね



さらにゾエフランケンホルストのマリエンバーグ
2本もマリエンバーグ持ってますから
これはおそらくチトネが意図的にコレは確信犯ですから間違いなく本人が導入してますから
アメリカにキレイさを求めたということでしょう
その代わりクイラムカシムはタイガースロバノイスタイなのでガーモンカンポバラーノでタイガー自体もかなり太いし単にキレイなだけではないのと
もちろんウルバノディアマンテネロのニトロリオビアンコもかなり利いている感じはあり


ジノゴメスチトネよりもアルファアデレンテチトネ2本でアデレンテ強調型になってるのも意外というか


マリエンバーグサンホーク


エールアラモスチトネはヨーロッパNo.1になった犬ですから
その犬がこのような血統構成をしていたことには私はその頃には
チトネとフランケンホルストにマリエンバーグ入っているのがあるのは知ってましたから
その重大な意義というのかを重く受け止めて

パトスクアレスニアがIDCジーガーになったときに
良い犬だけど画期的なことだよなぁと


この一連のマリエンバーグのシリーズに
本邦輸入のアルファアードルブロッドという犬が昔いまして
アリシアにはそれも入ってたんですけど
その頃からこのサンホーク血脈のヨーロッパ移入というのは注目していて
それが後にこのような形でエールアラモスとか凄く人気で使われましたから

それでももう10年以上前の犬ですからエールアラモスですら🤣

時間が経つのが恐ろしく速いです