私は盆栽を始めたころ まずは 花が咲くサツキ で 松ですよね。。。。私は桑名市 三重県北部ですから 地域的に

杜松 杜松の山採りをしてる人が多い地域が近くにあり はじめは知りませんでしたが 伊勢杜松なるモノがあって

よその地域で採掘されたモノも この地域から出れば伊勢杜松とされたこともあったそうです。

其の杜松ですが 私は最初これがどうも好きにはなれず 気持ちの悪い樹だなと(笑) 正直思ってたんですよ。

だいたい枯れた幹に 白くなってるのが何とも言えない、、、、、要は 骨だとか 死 親父も最初は 気色悪いな

と!(^^)!ほとんど知識が無いうちは 盆栽屋には、いろいろ沢山有るのは有るのですが全く興味が無かったんですよ。

ある時大きな素晴らしいジン 舎利幹の樹が来ていて これが杜松の魅力かと・・・・・結局この樹種は 生きてる部分は茶色の部分で白い部分は腐り止めと化粧の意味で白くしてあるわけです。この複雑で荒々しくうねったり トゲ棘してたり イボ状になっていたり 複雑怪奇な形状が他の盆栽とは一味違う魅力です。彫刻と言いますか 単調な部分 欠点を消すために削ったり切ったりする場合もあるのですが 私は出来るだけ天然のままで観れる 何もしてない樹 が好きです。私も最初の頃は電動工具やノミ チェーンソーなどで削ってましたがそれは長大無芸 単調な樹で どうしても必要な場合にすべきで 必要ないのに無駄に削るのは私はどうかと思います。

最初は教科書通りの黒松とか 五葉松が好きでしたが だんだん変っていき 今では枝はどうでもいい

幹が素晴らしい樹 ジン舎利の素晴らしい樹 足元のともかく太い立ち上がりの太い樹 こんなのを好むようになってます。

皆さんにも言ってあって私の好きな感じを知ってみえるので こんなのが有るよと 勧めてもらえます。

私はホントに気に入れば15本と1本でも交換しますよ。

この杜松は 2年前 退院後に観て どうしても手に入れたい これを手に入れなければ 盆栽をやってる意味が無いと思った樹です。

初めは荒れた樹で 誰も良い樹だと言いませんでしたし 騙されてるだとか これは失敗ではないかと(笑)この樹と交換で 棚がガラガラに

半分位の樹が消えましたからね。私は確信があったし どうしても触ってみたかった 自分のモノにしたかったですから何とも思いませんでしたが周りはえらいことするなと思ったかもしれません。

すごく良い樹とか 展示会出したのも何本も交換で出しましたからね。

私はそうやって気に入った樹に替えてきたんですよ。出来あがって仕上がった樹は 誰でも喜んで持って行きます。おそらく商売的にも儲かってるはずです。 私は交換でより素質の素晴らしい 磨けば光る珠に 魅力を感じますよ。 腰位の太さがあって 素晴らしい幹  舎利やジン  こんな樹は 枝が足りないとか欠点があっても 幹だけでもう希少価値だと思いますよ。迫力で圧倒できますから。あとは枝は 観れる様に何とか工夫しますよ。  今 残ってきてるのはそんな樹が少しあるだけになってきてるんですよ。私の想ってきた方向へ進んでます。

結局 山で掘って造りあぐねて持っていたけど高齢化 亡くなり 安く買われて うちへ来る(笑)怨念とか無念

この世に未練があれば 樹に籠ってるかもしれませんよね。杜松はそんな感じがするんですよ如何にも(~_~;)

そこに特別な魅力があるんです。神秘性か

前もってた方の 山採りされた人の意思を接いで 私は大切にに元気にさせて 次の世代に引き継ぎたいですよ。

誰がやるか知りませんけど(笑)