「ベルばら」が世界で大人気だそうです。

特に フランス人の間では

「フランスの歴史の真実が描かれているため 

下層労働者たちに観られては困る作品」

と 言われているのだとか。

 

つまり 下層労働者で生きている人たちは

フランスの

まともな過去の歴史や知識を

正しく教えられていなかったため、

政府や上級国民にとって 

何も知らないでいてくれたほうが

下層国民を扱いやすく コントロールしやすい、

ということだそうです。

 

何処の国も一緒なんだな、と思いました。

 

 

古代のインドもそうですよね。

真理を正しく知ることができたのはカースト制度による、

上級国民と出家者の直弟子にしか教えてもらえなかった。

それでも 中には正しい真理を教えてしまうと

教祖のメンツがある故からか 

生徒が先に悟って去っていっては困るからと

教えを渋ったり 嘘を教えたり 難しく解いたりした

とも聞いています。

 

そういった下層人に対し

下手に真理を覚えてしまうと

奴隷としての仕事をしなくなるかもしれないし

知恵がついて反抗したり 生意気になってしまい

逆らう可能性が出てきてしまうからだといい、

そのくらい 

真実のパワーは強力ということなのでしょうね。

 

真理を知らない下層労働者はただ 言われたとおりに従い

何も考えず 支配者にコントロールされたまま

その人生に一生従うだけ。そして

生まれ変わってもまた奴隷としての人生が待っている。

 

過去に書いた 

ニーチェの「悪の哲学」に酷似しています。

人生において怖いのは死ぬことではない。

本当に怖いのは

死んでまた同じ繰り返しの輪廻を未来永劫おくることが

怖いのだ、と。

 

ニーチェの解く{悪の哲学}というのは 

{自分ではコントロールできない、}という教え。

{人生の全てはすでに決められている。}という教え。

 

{上の指示に従っていれば 

何も考える必要はない。}という教え。

 

そうやって オウム真理教の信者たちは

サリンを撒いた。

「わたしたちは何も悪くない

ただ 上の指示に従っただけです。」と言って。