今日から3回にわたり、アメリカンインディアンの心に残る素敵な叡智の詩を紹介します。
シンプルで心に響く言葉がたくさんあります。
『木はわたしたちに教えてくれる。
枝先のかなたに目をやるとよい。
枝たちは父なる空をたたえようと、その身を差しのべている。
根は栄養という贈り物を求めて母なる大地にもぐってゆく。
幹は天と地のエネルギーをつなぐ。
樹液は流れる、生命力の証として。
創造者のエネルギーはひとりでにめぐる。
精霊世界は、私たちにこの真実から学ぶ機会をくれた。』
『柳とがっしりした樫(かし)の木が隣り合っている。
嵐の後、残るのはどちら?
柳だ。
柳はしなやかで、どれほど力がかかっても
たわむことができる。
深々と根を張り、中心があってバランスがとれている.。
これは私たちへの最高の教え。』
『そこにたどりつこうとあせってはいけない。
「そこ」など、どこにもないのだから。
本当にあるのは「ここ」だけ。
今という時にとどまれ。
体験をいつくしめ。
一瞬一瞬の不思議に集中せよ。
それは美しい風景の中を旅するようなもの。
日没ばかり求めていては夜明けを見逃す。 』
眞佑里