自分らしく輝く生き方を応援する「グリーフケアセラピスト講座」主宰の山田眞佑里です。
すっぴんのりゅうちぇるが嫌い?
最近テレビや雑誌では、化粧男子とか性別を超えたファッションをするジェンダー男子という新カテゴリー系の男性が話題になっています。
そのトレンドの先端をいくのが、金髪をくるりんと巻いて、ほんのりピンクメークをしている化粧男子のりゅうちぇるというモデルです。最近テレビでよく恋人のペコさんと一緒にテレビを席巻しています。
一見おねえ系に見えるりゅうちぇるですが、ペコさんとはラブラブ。
昭和生まれの私としては、男子は強くあるべき、女子はおしとやかにという事が望まれていた環境にいただけに一瞬戸惑いましたが、心理カウンセラーとして、今時の男子を観察することにしました。
そうすると新しい発見が沢山ありました。すっぴんのりゅうちぇるは、そのままでイケメンで、なかなか魅力的なのです。
りゅうちぇるは平成生まれの20歳だそうです。
日本が経済的に豊かに成長している時代の親をもち、IT分野も発展して、ゲームやパソコンや携帯などが日常に当たり前にある環境で育った世代の子供たちです。欲しい情報が簡単に手に入るのです。
でも情報が氾濫するとかえって、人間は混乱する傾向があるのです。
人は、沢山の選択肢の中から、好きなもの嫌いなものをより分け、一つを選ぶのは、とても苦手なのです。
3個から5個くらいの中から選ぶ方が、自分の好みをより具体的に選択できるのです。
今の時代の流れの中から、親やまわりの意見に流されず、自分のしたいことや興味のあることを迷わず選択しているりゅうちぇるは、自分の気持ちを理解し、明確に、好き、嫌い・イエス、ノーを持っている人とも言えます。
化粧していないすっぴんの素顔はかなりイケメンです。
すっぴんのりゅうちぇると、化粧男子のりゅうちぇる、あなたはどちらがお好きですか?それとも嫌いですか?
女性にモテたいという願望だけなら、すっぴんのりゅうちぇるの方が女性を惹きつけると思うのです。
でもいまどきの化粧男子は、自分のために化粧をするのです。化粧をする男子は嫌いと言われることにかまってはいないのです。
女性のメイクと、男性のメイクはそもそも動機が違います。
たいていの女性は、化粧が濃いねと言われると、濃さを指摘されているように感じます。女性は、あまり化粧をしていない風に化粧をして、すっぴんで美しいと思ってもらいたい願望があります。男性が好きなのは、ナチュラルメイクであることも知っています。
よく芸能人のすっぴん公開番組とかあるけれど、すっぴんに見えるメイクがしてあって、これホントのすっぴんなの?と思うことがあります。
でもりゅうちぇるのメイクは、綺麗に見せるためというより、自分らしくいるためのメイクのようです。すっぴんがイケメンにも関わらず、りゅうちぇるがするメイクは、もっと自分を愛することを極めていきたいからです。
いつも親やまわりの目を気にして、「人の期待に応える」ことにとらわれて、自分の本当にしたいことを見失ってしまった人が多い昨今、りゅうちぇるは、ある意味、堂々と自己表現をする、今の時代の「男性らしさ」を持っています。
誰に何を言われたって、構わない。迷わず自分の意見を言い、自分の好きなことを表現すること。好きな人に好きと堂々と言い、結婚したいとテレビでもはっきり自己表現している。
嫌いな人に嫌いと言われても全然平気。大切な人と自分が幸せなことが大切なのです。
人生がサバイバル劇場という弱肉強食のサファリパークだとたとえると、自分のニーズをしっかり追求して、自己主張しているりゅうちぇるには、かえって男らしさを感じます。
時代とともに表現方法も変わります。
日本のバブル時代という経済急成長時代には、男性が勝者の証として狙う獲物はグルメ、お金や権力、女性や外車や家でした。
他人がいかに羨ましがる生活をしているか、わかりやすい形で、成功の証としての獲物が欲しかったのです。
でも今の時代は、少子化で、日本も経済的な不安が増している人々の心模様の中では、人に評価されることより、まず自分が幸せであることが大事なのです。今の時代のサファリパーク(今の日本)で、欲しい獲物は、「自分が満たされること」なのかもしれません。
「人の期待に応える」より、今の自分の好きを追求して「自分の期待に応える」ことがトレンドな生き方に思えます。嫌いなことを我慢して成功の証を手に入れるより、自由に生きることこそが大切なのです。
男性だって綺麗になりたいし、美味しいスイーツも食べたいし、原色系の洋服も着てみたいし、自分にうっとりするくらい陶酔してみたい~
嫌いと言われることを怖れて我慢するより、興味があることを表現することで今を輝きたい、そんな自分のニーズを素直に実行しているのが、りゅうちぇるなのです。
嫌い嫌いも好きのうち、という言葉がありますが、彼のメイクや言動が嫌いと思っている人も、実は彼の輝きが、気になっているのかもしれません。
りゅうちぇるが芸能界にデビューしたのは、原宿の古着屋さんで恋人のペコと出会ったことから始まります。ペコが友人と原宿を歩いていて、今の事務所のマネジャーにスカウトされたそうなんです。
マネジャーは、ペコの友人をスカウトしたかったそうです。ペコは、スカウトの基準に達していなかったけど、たまたまスカウトのノルマ人数があり、人数合わせに、一緒にスカウトしたそう。
ペコのデビューで、りゅうちぇるも一緒に有名になりました。
とても強運なお二人です。
テレビという最強のサファリパークで、自分をプロデュースして、トレンドを発信しているりゅうちぇるは、しなやかで、したたかで、ある意味、新しいカテゴリ―の「男らしさ」を感じます。
いきいき自分らしさを追求して、輝いている生き方は、魅力的に映ります。
イケメン化粧男子、りゅうちぇるがどんな活躍をして、どんな大人の男性に成長していくのかやさしく見守りたい気持ちです。
さて今回はすっぴんのりゅうちぇるが嫌い?という題で記事を書いてみました。
心理学は学ぶと、人の深い観察ができます。
見た目で決めつけるのではなく、その人の真の良さに気が付いていく技術です。
人はみんなつながっています。
自分にはない可能性を発見して、まわりの人と深くつながる「愛の技術」を学びませんか?
「グリーフケアセラピスト養成講座」では、力を与える愛し方を伝えています。
「自分を愛すること」「人を愛すること」のすばらしさを体感しましょう。
どんな世代の人とで、良さを認めて、わかちあい、応援する世界を創ります。
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