2016年の新たな年を迎えました。
今年もパーリーローズをどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、神社へ、年の初め、初詣に出かける方も多いと思いますので、今回は私がしている方法での神社参拝の作法を説明いたします。
伊勢神宮外宮の鳥居
1.入り口の鳥居をくぐる前に会釈をして、心を整えて入ります。
この場合は軽い会釈、小揖(しょうゆう、約15度の礼)です。
2.鳥居から中には、左足から踏み出します。
なるべく、鳥居の左側から足を踏み出しましょう。
3.鳥居から神殿に向かう道の真ん中は、正中(せいちゅう)という神様が通る所なので、真ん中は避けて中に進みます。
4.手水舎の水で心身を清めます。
「手水をとる」といいます。
真名井神社の手水舎
真名井神社の手水舎
手水をとる作法
5.神道の作法では左で始まり、右に移り、左で終わります。
①右手でひしゃくを持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清めます。
②ひしゃくを左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。
③再びひしゃくを右手に持ち、左のてのひらに水を受けて、口をすすぎます。
④もう一度水を左手に流します。
⑤最後に水の入ったひしゃくを立て、柄に水をながしてから、ふせて置きます。
(手水は神社により異なる場合があります)
6.参道を通ってご神前へ進みます。参道で正中を横切る場合は、小揖、軽く頭を15度ほど下げます。
7.鈴を鳴らします。
8.賽銭箱の前に立ったら会釈をして、お賽銭を入れます。
※お賽銭は、神様に差し上げるというより、神社をきれいに掃除してくださる 管理する側の人に気持ちとして差し上げています。
9.二礼二拍手一拝
① 深いお辞儀を二回繰り返します(二礼)
この場合のお辞儀は深揖(しんゆう)と言って、およそ45度の角度です。
②両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引き、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回打ちます(二拍手)
③神様にご挨拶をします。
④深いお辞儀を一回します。
この場合の一拝(はい)はおよそ90度の角度です。
10.帰りは、鳥居で振り返り、軽く会釈して、立ち去ります。
なお混雑している時に無理して拝殿正面まで行く必要はありません。
神社境内であればどこでも良いのです。
お賽銭も投げ入れるのではなく、賽銭箱にそっと入れましょう。
しかし混雑時では賽銭箱に近寄ることが難しいでしょう。
その場合には、社務所に寄り、お札やお守りを買って管理している人に報いましょう。