先日の津波警報は初めての体験で戸惑いました。

我が家は目の前が海岸です。
あの日の朝、防災無線が突然避難指示を流し始め、近所には避難を呼びかける巡回の車も回ってきて、でもうちは3階だし猫もいるしな〜どうしようかなぁと思案していました。




迷いながらテレビをつけると、すでに高台に避難している函館の方が中継で映し出され、「東北で津波を経験しているのですぐに避難してきました」と答えていました。
それを聞き、やっぱりそうだよね、避難しなくちゃね!と目が覚め、在宅勤務は中断の連絡をして猫たちを連れての移動を開始しました。

後から聞くと、みんなが避難してるならする、してないならしないという日和見的な日本人の特性(?)をふまえて、中継では避難済みの方々を映し出す方針だったそう(すごい!)
まさにドンピシャに日本人気質な私でした。

大汗をかいて車に猫を運び出し、とにかく内陸へと出発。


バタバタしてると自らカゴに入ってた若猫


当初、津波の到着予想時刻が過ぎたら帰宅するつもりで仕事道具のPCくらいしか持たずに家を出ましたが、車中で猫たちは大騒ぎするし津波は1日くらい警戒が必要とのとなので内陸の別の市にある実家に避難しました。


実家に到着すると、初めての場所なのに老猫2匹は意外とくつろぎモード🐱🐱
引越しを2回ほど経験しているからその余裕かな?


小田原で産まれて外を知らない若猫は、見るもの聞くもの怖いらしくこんなスキマに入ったまま1泊2日のあいだごはんとトイレ以外ほぼ出てきませんでした。

実家にも猫がいて、トイレやフードの予備があって助かりましたし、その猫と部屋を分けて滞在できたのも助かりました。
いきなり知らないトイレをあてがわれたのに一度も粗相しなかった猫たちも偉かった😭

結果的に、猫たちとの大移動はよい避難訓練になりました。
とりあえず車には当座必要な猫グッズや非常用グッズをいつも積んでおこうと思いました

(津波のとき車での避難は渋滞を招くからダメという話もありますが、徒歩では難しいしなぁ……)

避難できる実家があるありがたさも痛感……
ないことを祈るけど次もしまた何かあってもすぐに動ける自信はつきました。

実家で一泊して翌日には小田原へ帰ってきましたが、仕事のPCはあるし、ないと困るものはそのへんで買えばいいし、猫たちも全員一緒に来てるし、なんなら1週間でも10日でもこのまま実家にいていいんだ〜と思うと不思議な安心感とホッとする気持ちになりました。
これがもし、ペットを連れて避難することが許されない状況だったら……想像するだけで胸がしめつけられます


小田原の自宅に戻りリラックスする若猫
どんなところでも、この子にとってはここが自分のうちで落ち着く居場所なんだなぁ……




警報の翌々日にはすっかり日常を取り戻し、大磯のワインバーCanCanに友達と行ってきました。





ごほうびごほうび😊
美味しかった〜
大変な週の癒しのひとときとなりました