南紀田辺のホテルをチェックアウトし紀伊半島最終日、この日は街歩きすることに。


きのくに線で下ってくるとき、沿線の街の黒々した瓦屋根の家々や、古そうな工場群になんとも心惹かれたのでした。

熊野古道の雰囲気もちょっと味わってみたい。



まずは紀伊田辺駅を起点に熊野古道・大辺路の闘鶏神社へ。







闘鶏のエピソードにまつわる武蔵坊弁慶とそのパパ、熊野の別当。

弁慶と言えば昔のNHKドラマで中村吉右衛門さんがやった弁慶が子ども心に好きだったな〜。
それ以来、弁慶=吉右衛門さん。


さらに進むと味光路(あじこうじ)というすごい密度の飲食店街の入り口の1つに遭遇。



味光路に踏み込んで行きたい気持ちをおさえ、名前の由来が楽しい蟻通神社にお参り。





その先の道分け石は熊野古道の道しるべ、中辺路と大辺路の分岐点。





古い家並みがところどころに残っていて、かつての熊野古道の雰囲気を伝えていました。






そしてまた戻ってきた、歓楽街・味光路。





これだけの密度と規模の飲み屋街、地方都市でなかなかないですよね(奈良もない笑)
ここはホントに夜、来てみたかった…🤦🏻‍♀
次回は必ずや駅周辺に泊まる!

闘鶏神社に始まり紀伊田辺駅周辺を小道まで入り込んでさまよっていたらあっという間に3時間ほどたってました。

一見、寂れているかと思いきや、けっこう広範囲に広がる商店街の布団屋さん、時計屋さん、制服屋さん、金物屋さん、着物屋さん、乾物屋さん…などなどどの個人商店もちゃんと「生きてる」ことに驚きました。

和歌山の先っぽにいることを忘れ、現代も忘れ、昭和や、もっと昔の空気を思い出させてくれる街並み。




きのくに線で少し移動。

行きに気になった海南駅でも降りてみた。



駅から少し歩いて、車窓から見えた古そうな
一角に行ってみた。
そこの通りは熊野古道だった!





こうした人里を抜けて、山の中の熊野古道に入っていきます。
去年歩いた山の辺の道の恐ろしさをふと思い出す。
いつか山の中も歩いてみたいなぁ。





海南の街で歩いた近くの一角は、かつての花街だったようです。

気の向くまま歩き回ったあと、特急くろしおで新大阪に出て、新幹線で小田原への帰途に。
前日までの18きっぷ旅から一転、早いです😆


くろしおで、あっという間に新大阪。
これなら南紀ももう少し気楽に行けそうだけど、熊野古道などゆっくり歩くならいっそ羽田から南紀白浜空港に飛んじゃってもいいな。
奈良と和歌山、またセットで訪れたいな。